バスフィッシングにおいて、アングラーが最も信頼を寄せるルアーのひとつがブレーデッドジグ。その中でも、世界中で圧倒的な釣果を誇る「ジャックハンマー」に、新たなラインナップが登場しました。清水盛三とブレット・ハイトが再びタッグを組み、オリジナルの性能を継承しながらコンパクト化を図ったモデル、それが「ジャックハンマー ベイビージャック」です。よりフィネスなアプローチを可能にするこのモデルは、プレッシャーの高いフィールドやタフコンディション下でも確実な釣果をもたらしてくれます。
ジャックハンマー ベイビージャックの特徴
ベイビージャックは、従来のジャックハンマーと同じコンセプトを受け継ぎながらも、サイズ感やアクション、サウンドを細かく調整したダウンサイズモデルです。まず特筆すべきはそのコンパクトなボディ。後方重心カラーの採用によって、ヘッドの小型化と飛距離の向上を同時に実現しており、風の影響を受けにくく、ピンポイントへのキャストも容易です。
ブレードには0.35mmの極薄ステンレス素材を使用し、オリジナルよりも繊細なバイブレーションを実現。細かく、しかし鋭い動きでバスを刺激し、リアクションバイトを誘発します。水押しは控えめながらも、エッジの効いた振動とサウンドを維持しており、クリアウォーターやスレたバスにも効果的です。
ヘッド形状もオリジナルを踏襲しつつ、扁平な底面でスキッピング性能に優れ、カバーの奥深くへアプローチが可能です。また、ブレードとの干渉による低音サウンドも健在で、ハイプレッシャーな状況でもバスに気づかせ、口を使わせる力があります。
フックはデコイ製の専用設計で、やや細めのミディアムワイヤー仕様。柔らかめのロッドや細めのラインにも対応し、フッキングパワーをしっかり伝えることができます。さらに、ダブルワイヤーキーパーによりトレーラーのズレを防ぎ、釣りの集中力を途切れさせません。
スカートにはシリコン素材を採用し、スモールシルエットを維持するために本数をやや控えめに設計。それでも、後方重心カラーの効果により水中でしっかりと広がり、自然な波動を生み出します。
ジャックハンマー ベイビージャックの使い方
ベイビージャックの活躍の場は非常に広く、特に小規模な河川や野池など、バスの警戒心が高くなりやすいフィールドで真価を発揮します。最軽量の1/4ozモデルは、シャローエリアをサブサーフェイス的に引く使い方が可能で、水面直下を効率的にサーチするのに最適です。
一方、3/8ozや1/2ozのモデルは、オリジナルジャックハンマーよりも一段深いレンジをスピーディに探ることができ、広範囲を効率的にチェックしたいときに適しています。また、コンパクトで空気抵抗が少ないため、飛距離が伸びやすく、岸釣りでもしっかりディスタンスをとることができます。
ブレードの振動が程よく控えめなため、速巻きでも水の抵抗を感じすぎることなく、テンポの良いリズムで攻める釣りに向いています。また、ウィードなどのカバーが多い場所でも、ブレードが水をうまく逃がしてくれるため、引っかかりにくく、ストレスなくリトリーブが可能です。
オリジナルジャックハンマーやステルスブレードと併用することで、異なる波動とアピール力をローテーションに取り入れることができ、タフな状況でも攻略の糸口を見つけやすくなります。ジャックハンマーシリーズを使い分けることで、より多くのバスとの出会いを演出できるでしょう。
ベイビージャックは、ただのダウンサイズモデルではなく、実戦で鍛えられた釣れるための要素を余すところなく詰め込んだブレーデッドジグです。プレッシャーの高い現代のフィールドで、一歩抜きん出た釣果を目指すアングラーにとって、まさに必要不可欠な一手となるでしょう。
ジャックハンマーベイビージャックのインプレ
エバーグリーンのジャックハンマーベイビージャックのインプレを紹介します。
ベイビージャック➕ラストエース103S
実釣動画👍🏻 ̖́- pic.twitter.com/fCAZo2fvjK— 中谷 大智 (@daigorou518) May 31, 2025
タイニーカイシンとの
使い分けとしてめちゃ良い
個人の感覚だけど、
より強引に攻めれるベイビージャック+ラストエース103s pic.twitter.com/MWQSyMZZ8E
— イッカク師匠 (chonokame) (@lkkacshach) July 22, 2025