水面での釣りにおいて、ただ巻くだけでは得られない躍動感と存在感を持つルアーが求められています。そんな中で誕生したメガバスの「アンスラックス100」は、水面直下で繰り出されるマルチアクションとサウンドアピールによって、まさに“水面の魔術師”と呼ぶにふさわしい性能を備えています。従来のサイズよりもボリュームアップし、よりダイナミックなパフォーマンスを実現。トップウォーターやサブサーフェス攻略において、新たな武器となるルアーです。
アンスラックス100の特徴
アンスラックス100は、105ミリというサイズに設計されたフローティング仕様のウェイクベイトです。最大の特徴は、メガバスが誇るローラージャイロ・バランサーシステムを搭載している点にあります。この内部構造は、ルアー内部のシャフト上を重いボールウエイトが左右に移動しながら回転することで、左右に倒れ込むような慣性を生み出し、力強いローリングアクションと水押しを実現します。
さらに、このボールウエイトがボディ内壁に接触することで、高音のクリックサウンドを連続的に発生。水中での存在感を音でも主張し、魚に気づかせる効果を持っています。特にスローリトリーブ時には、尻ビレに当たるフィンが水面に姿を現し、左右にしなるテイリングアクションで水を掻き分けながら、独自の三角波を形成。この波動が視覚的・聴覚的にターゲットに強烈なアピールを与えます。
また、リトリーブ速度を上げると、アンスラックス100は水面直下10〜20センチをローリングスイムし、まるで弱った小魚のような動きを演出。さらにジャークによるスラッピングでは、水面でスプラッシュや気泡を発生させ、魚の捕食スイッチを強制的に入れるボイルベイトとして機能します。ストップ&ゴーによるダイブとフラッタリング、ライズアップの一連の流れもリアルで、フィッシュイーターにとっては見逃せない動きです。
アンスラックス100の使い方
アンスラックス100は、その場の状況に応じてアクションを使い分けることで、非常に多彩な攻め方が可能です。まず、スローリトリーブでは水面を泳がせ、背中側のトーンカラーを水中の魚に見せつけるような設計になっています。これは、白い腹部が見えにくくなることでカモフラージュ効果を防ぎ、しっかりとしたシルエットで魚に存在を知らせるためです。
水面直下を狙いたいときは、リトリーブスピードを上げるだけでOK。自然とレンジが下がり、サブサーフェスシャッドとしての顔を見せます。このときもローリングアクションは健在で、しっかりと水を掻きながら泳ぐため、ルアーの存在がぼやけることなくターゲットに届きます。
また、ジャークアクションを取り入れることで、水面に激しい水しぶきと泡を発生させ、まるで小魚が逃げ惑うようなシーンを演出できます。これはボイルが起きているタイミングや、魚の活性が高いときに特に効果的です。ストップ&ゴーでは、ピタッと止まったあとにふわっと浮き上がるような動きで、パニックベイトの挙動を忠実に再現。ルアーに違和感を覚えさせずに食わせの間を与えることができます。
サイズアップしたことで、より遠投性にも優れ、広範囲のサーチも可能となったアンスラックス100。トップからサブサーフェスまでを自在に操れるこの一本は、現代のフィールドにおいて確実に釣果へとつながるポテンシャルを秘めたルアーです。
アンスラックス100のインプレ
メガバスのアンスラックス100のインプレを紹介します。
前回全くハマらなかったハチマルのクランキング。今回はリベンジの意味でワンテンで若干レンジを下げ、巻きに巻き倒しての一本。
ナイトゲ-ムはアンスラックス100でイナッコの群れの引き波を上手く演出できての一本。4B2H2C。かなりプラスになった釣行。#megabass #アンスラ #VISION110 pic.twitter.com/T2WUkzFwkh— ひろさん (@bxixgxbxaxixt) May 27, 2019
皆さん、こんにちわ(笑)お疲れ様。
ローライトの休日で、近所の水辺に遊びに来ました。
アンスラックス100で、42cmが捕れました‼️😄✌️ pic.twitter.com/wINDcKIoZi— 呉のなじあ (@AitaThe) April 19, 2023