バスフィッシングにおいて、ただリアルなシルエットだけでは喰わせられない場面が確実に存在します。そんなタフな状況において、ひときわ異彩を放つ存在が「ハイドアップ コイケエラストマー140」です。COIKEシリーズに新たに加わったストレートタイプでありながら、そのボディは無数の繊細なファイバーで覆われ、圧倒的な生命感とアピール力を持っています。見た目のインパクトとは裏腹に、ナチュラルな誘いも可能なこのルアーは、目の肥えたビッグバスをも思わず口を使わせるポテンシャルを秘めています。
コイケエラストマー140の特徴
コイケエラストマー140は、全長約180mm、ボディ部分が約140mmというサイズ感で、ボリュームはあるものの、驚くほど繊細な動きを演出できるのが大きな魅力です。最大の特徴は、エラストマー素材を用いたボディにびっしりと配置された無数のファイバー。これにより、わずかな水流やラインの動きでも無数の毛が独立して揺れ動き、止めても動いているような残像を生み出します。
さらに、このファイバーが水押しと視覚的アピールの両面で高い効果を発揮し、濁りのある状況や深場、ベイトフィッシュにスレたフィールドでも存在感を維持できます。見た目は虫系のようにも見えますが、実際にはベイトフィッシュパターンにも高い実績があり、多くのアングラーから「変則的だけど釣れるルアー」として支持されています。
素材にはエラストマーが採用されており、非常に高い耐久性を誇る反面、他のワーム素材と一緒に保管すると溶けるリスクがあるため、単独での保管が必須です。この特殊素材とファイバー構造によって、一匹のバスとのファイト後でもボディが崩れにくく、コストパフォーマンスにも優れた製品となっています。
コイケエラストマー140の使い方
コイケエラストマー140は、非常に多彩なリグに対応しており、特にノーシンカーでのフォールやステイではファイバーの揺らめきが最大限に生かされます。ゆっくりとフォールさせて止めておくだけでも、ファイバーが微細に動き続けるため、サイトフィッシングにも最適です。目の前で見せて、バスにスイッチを入れるような使い方も非常に効果的です。
ネコリグやジグヘッドワッキーといった繊細なリグでは、よりナチュラルな演出が可能となり、ボトムや中層でのシェイクアクションによってバスを惹きつけます。ジグヘッドやキャロでのリトリーブでも、ファイバーが常に動き続け、広範囲のサーチにも活用できます。また、独自の「モリケンリグ」と組み合わせることで、障害物周りの攻略にも対応し、フィールドを問わず使える万能型ルアーとして機能します。
カラーラインナップも充実しており、ナチュラルカラーからクリア系、視認性の高いカラーまで幅広く揃っています。フィールドの状況や水質に応じて最適なカラーを選ぶことで、釣果に直結する変化を感じることができるでしょう。コイケエラストマー140は、一見奇抜ながら、実戦での実績に裏打ちされた本物志向のアングラーにこそ使ってほしい逸品です。
コイケエラストマー140のインプレ
ハイドアップのコイケエラストマー140のインプレを紹介します。
コイケストレートエラストマー140mm
ほぼ動かさず水流だけでこの動き
5月28日発売予定フック:RPZ スタンダード4/0
シンカー:ピンフリーショット5g
ZAPPU pic.twitter.com/eI9XvKm8Ex— 西川 慧 (@satoshi8994) May 25, 2024
HIDEUP コイケストレートエラストマー140mmは今月末あたりに店頭に並ぶ予定です。
僕的には動画のように浮力をいかしノーシンカーワッキー、オフセットを使用したトップがオススメ。
もちろん沈めてもいい。 pic.twitter.com/6Yhvv3dmAS— 吉田秀雄 (@yoshidahideo072) May 19, 2024
