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ラトリンブリッツマックスのインプレと使い方

ラトリンブリッツマックスは、騒がしさこそが武器となるビッグバス攻略用ノイジークランクベイトです。静かな動きで食わせるサイレント系ルアーが主流の中で、あえて強烈な音と振動でバスの感情を揺さぶるという異なるアプローチを取るこのモデルは、特に濁りや荒天、またはプレッシャーの分散を狙いたい状況下で圧倒的な威力を発揮します。怒らせて喰わせるという明確な戦略を持つ、まさに攻めのルアーです。



ラトリンブリッツマックスの特徴

ラトリンブリッツマックスの最大の特徴は、搭載された超大型ラトルボールにあります。直径7.15mm、重さ約1.5gというサイズのスチールラトルは、ボディ内部を自由に動き回り、左右の内壁に強くぶつかることで、通常のラトル音をはるかに超えた「ノイズ」を発生させます。この音はまるで何かが暴れているかのような存在感を放ち、ビッグバスのテリトリー意識や捕食スイッチを一気に刺激。タフな状況でも反応を引き出すパワーがあります。

また、ボディには独自に調合された高浮力のボーン樹脂を使用しており、浮力とレスポンスのバランスに優れています。この素材のおかげで大型ラトルを搭載しながらもアクションのキレを損なうことなく、ハイフロート設定を維持。この軽快な立ち上がりと復元力により、カバーへの軽いスタック後でも即座にアクションを再開し、テンポよく誘い続けることができます。

さらに、キャスト時にはラトルボールがテール側まで移動する構造により、空気抵抗が抑えられ、飛距離の向上にも大きく貢献。強風時や広大なフィールドでのロングキャストにも対応可能で、使い勝手の面でも優れています。見た目の識別性も考慮され、アイはレッドに統一されており、オリジナルのブリッツマックスと瞬時に見分けがつく仕様です。

ラトリンブリッツマックスの使い方

ラトリンブリッツマックスは、その激しいノイズと波動を活かしたストレートリトリーブが基本です。強く引いてもしっかりとアクションし、濁りの中でもルアーの存在感を維持できるため、雨後の増水や風で濁ったタイミングなどには特に効果的です。特に、視界が制限されがちな状況ではこの音の力がバスに気付かせる“目”の役割を果たし、通常のクランクでは届かない反応を引き出します。

また、ウッドカバーやリップラップといった障害物が点在するエリアでも、ストラクチャーに軽く当てながらの釣りが有効です。浮力の高さとアクションレスポンスの良さにより、障害物に触れた後もすぐに泳ぎを再開するため、連続してバイトチャンスを生み出すことができます。浮かせてかわす動作そのものが、リアクションバイトのトリガーとなる場面も少なくありません。

特に春や秋といった、バスの活性が上下しやすいシーズンには、ラトリンブリッツマックスのように“怒らせて喰わせる”戦略が劇的に効果を発揮します。濁りや低気圧で活性が上がったタイミングでこのルアーを投入すれば、一気に状況を好転させる可能性を秘めています。

ラトリンブリッツマックスは、クランクベイトで攻めるという行為を再定義する一本。単なる“うるさいルアー”ではなく、状況を読んで投入すれば爆発的な釣果に繋がる高性能なノイジークランクです。静から動への戦略転換に、ぜひ加えてほしい武器となるでしょう。

ラトリンブリッツマックスのインプレ

OSPのラトリンブリッツマックスのインプレを紹介します。