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アシュラのインプレと使い方

アシュラは2001年の初登場以来、コンパクトジャークベイトとして多くのアングラーに支持されてきた名作ルアーです。2019年には金型の寿命に伴い、より高性能化を図った「阿修羅Ⅱ」としてリニューアルされ、従来の基本性能を受け継ぎながらも現代のバスフィッシングシーンにフィットするよう進化を遂げました。



アシュラの特徴

阿修羅Ⅱは全長92.5mm、重量7.8gのフローティングモデルで、3本の#8フックを搭載。9cmクラスとしては珍しい3フック仕様は、横アイによってフックポイントを左右均等に配置し、フック同士の絡みを防止しつつフッキング率の向上を実現しています。ボディ断面は四角く設計されており、内部容積を大きく取ることでウエイト搭載量を増やし、飛距離と安定性の向上に貢献。さらにフラットな側面が強力なフラッシングを生み出し、ジャーク時やただ巻き中のバイト誘発力を高めています。

注目すべき改良点のひとつがリップ形状の変更です。旧モデルでは後刺しリップが採用されていましたが、新モデルでは一体成型リップに変更。これにより、前方空間を広く取り浮力を確保しつつ、製造誤差による左右ズレも防止。リップの取り付け角も微調整されており、ただ巻きではタイトウォブルアクションを、ジャークでは瞬間的なスピードを活かしたキレのあるダートを生み出すセッティングが施されています。

また、移動ウエイトにはタングステンボールを採用。飛行姿勢が安定し、スリムな尾部までウエイトが転動することで、キャスタビリティも大きく向上。固定ウエイトは板状で低重心化されており、アクションの復元力や安定性を飛躍的に高めています。フローティングモデルならではの特性として、浮上スピードはバスが諦めずに追える速度に調整されており、ステイから浮上に至る動作そのものがバイトを誘発するトリガーとして機能します。

アシュラの使い方

阿修羅Ⅱの使い方は状況に応じて柔軟に対応できるのが魅力です。ストラクチャーやウィード周辺など、浅場での釣りではフローティング特性を活かして浮かせて躱すアプローチが有効です。特に低水温期やアフタースポーン時など、バスの活性が下がりきった状況下では、ジャークで視界に入れつつステイで見せ、最終的に浮上させることで自然と喰わせる演出が可能です。

また、ただ巻きでもタイトなウォブルアクションがしっかりと水を押し、安定した直進性によりナチュラルなアピールを実現します。早巻きしてもバタつかず、違和感の少ないアクションでバスにプレッシャーを与えません。タフな状況ではリズムを変えたジャーク&ポーズ、またはデジ巻きでバスのスイッチを入れるような誘い方が効果的です。

阿修羅Ⅱはその繊細なアクションと柔軟な対応力から、シャローからミッドレンジまで幅広いレンジで活躍します。旧モデルの伝統を受け継ぎつつ、現代のフィールドに最適化されたこのジャークベイトは、信頼できる一本としてタックルボックスに常備しておきたい存在です。浮かせて魅せて喰わせる、バスとの駆け引きを楽しめる高性能フローティングジャークベイト、それが阿修羅Ⅱです。

アシュラのインプレ

OSPのアシュラのインプレを紹介します。