バスを強烈に引き寄せる圧倒的な集魚力と、現場での実用性を高次元で両立したクランクベイト、それがHPFクランクです。2003年の発売以来、独自のシステムと形状によって、ただ巻くだけで広範囲からバスを引き寄せ、特にカバーやストラクチャー周りでの実釣性能が高く評価されています。フラットサイドクランクにありがちな弱点を徹底的に潰し、ハードベイトの可能性を大きく広げる一投の価値あるルアーです。
HPFクランクの特徴
フラットサイドクランクはラウンドボディに比べて水押しが強く、フラッシング効果が大きいため、強烈なアピール力を持つ一方で、キャスタビリティやスナッグレス性能、浮力といった点で劣るとされてきました。しかし、HPFクランクはこれらの欠点を克服するために、全く新しいアプローチを採用しています。
まず注目すべきは、ホールインワンシステムという独自の重心移動機構です。これはキャスト時にウエイトが2個に分かれて飛行姿勢を安定させ、スイム時には1点に戻ることでハイピッチアクションを実現する仕組みです。この構造により、飛距離と泳ぎの安定性を両立し、ウッド製フラットサイドクランクを凌駕する性能を誇ります。
さらに、ハニカムスーパーHPボディという超軽量構造を採用。通常のABS樹脂よりも約40%の肉薄化を実現し、強度を保ちつつも高い浮力とレスポンスを両立しました。この構造が軽量極薄のHPスラッシュビルと連動し、ウッド製を上回る超ハイピッチアクションをもたらします。
その結果、テトラや岩場、垂直護岸のような複雑なストラクチャーの際をトレースするだけで、水中に潜むバスが本能的に反応して襲いかかってくるような、まさに次元の違う釣果を体感できます。しかも、多少コースが外れてもバイトに至るほど、ルアー自体の存在感とアクションの強さが際立っています。
HPFクランクの使い方
HPFクランクの基本アクションはただ巻きです。独特のスーパーフルフラットボディと超ハイピッチなウォブンロールアクションが、広範囲からバスを引き寄せ、バイトを誘発します。リトリーブスピードはスローからファストまで幅広く対応し、特にミドルレンジを攻略したい場面で高い効果を発揮します。
キャスタビリティの高さも魅力で、フラットサイドクランクとは思えないほどスムーズなキャストが可能です。狙ったピンスポットへの正確なアプローチができ、例えばシャローのテトラ帯や杭周りなど、スナッグレス性能を活かしたカバー撃ちにも安心して使うことができます。
また、急な流れや風の影響が強い状況でも、安定した飛行姿勢とアクションレスポンスによって、ルアーが暴れることなくしっかりとレンジをキープして泳ぎます。クランクベイトでありがちな“抜け感”や“バラつき”が少なく、アングラーが意図したコースとスピードでしっかり攻められるのも、HPFクランクの強みです。
推奨されるフックサイズは#6で、アベレージサイズのバスはもちろん、ランカークラスでもしっかり対応できる設計です。その完成度の高さから、初心者はもちろん、上級者のローテーションにも自然と組み込まれる信頼性の高いルアーと言えるでしょう。
HPFクランクは、単なるフラットサイドの枠を超え、クランクベイトの概念すら変える可能性を秘めた次世代型ルアーです。圧倒的なアピール力と安定感を両立したそのパフォーマンスは、あらゆるフィールドでバスを魅了し続けることでしょう。
HPFクランクのインプレ
OSPのHPFクランクのインプレを紹介します。
連発した時のこの魚も見て欲しいです!!!
HPFクランクSPEC2のシェイク巻きがアツい❤️🔥
シェイク巻きなら春と秋がかなり効きますのでぜひ😘#osp#五三川#pr pic.twitter.com/jYcEhtlOXg
— 波呂 魁人 (@_hello_kai_) April 20, 2025
・2024.2.15 群馬県城沼にて
HPFクランクspec2(K.O.ダズラーチャート) pic.twitter.com/FrKNffTQ3b— 岡田翔生 (@Okada_osp) February 15, 2024