夏から秋にかけてのシャロー攻略や、濁りが強いフィールド、雨天やローライトの状況などで絶大な威力を発揮するトップウォータークランク、それがダイバジンヘビーヒッターです。その特徴はただのノイジー系ルアーにとどまらず、特定条件下においてビッグバスを一気に引き寄せ、爆発的なリアクションバイトを誘発する点にあります。まさにその名の通り、「ヘビーヒッター」としてバス釣りの可能性を広げる強烈な存在感を放つルアーです。
ダイバジンヘビーヒッターの特徴
ダイバジンヘビーヒッターの最大の特長は、音質と音量に徹底的にこだわった独自のサウンドシステムです。O.S.Pが独自に開発したオリジナルブレンドのABS樹脂をボディ素材に採用し、さらに大型のタングステンウエイトを内蔵。これを2箇所のホール内で転がらせ、壁にヒットさせることで、単なるラトルでは得られない特殊なダブルヘビーヒットサウンドを生み出します。この音はバスの聴覚だけでなく側線にも強く働きかけ、特に活性の高いタイミングでビッグバスの本能を強烈に刺激します。
さらに、引き波を大きく出す形状により、ルアーの存在感を水面上で際立たせ、広範囲からバスを引き寄せる集魚力を備えています。通常のトップウォータークランクでは見落とされがちなピンスポットでも、ルアーの到達と同時にバスに気づかせ、瞬時にバイトへと持ち込むスピード感は驚異的です。特に川の流れがあるポイントや、水の濁った状況下ではこのアピール力が大きな武器となり、釣果に直結します。
その高い浮力と絶妙な浮き姿勢によって、止めていても存在感を示すことができ、まさにトップウォーターの“音と波紋”を操るスペシャリスト。64mmというコンパクトなサイズに17gというウェイト設計が施されており、キャスト性能も申し分ありません。狙いたいスポットへの正確なピッチングができるため、タフな状況下でもストレスなく使い続けることができます。
ダイバジンヘビーヒッターの使い方
基本的な使い方はただ巻きで、ボディが生み出す引き波とタングステンのダブルサウンドによって、広範囲のバスを効率よくサーチできます。スローに引けばナチュラルな波紋でプレッシャーの高い場面でも効果的にアプローチでき、ファストリトリーブではアグレッシブな水押しとサウンドでリアクションバイトを誘発します。
また、ピンスポットでは軽いトゥイッチを織り交ぜながらステイを入れると、水面を弱ったベイトが漂っているような自然なアクションを演出可能です。これは夏場のオーバーハング下やブッシュ際、リップラップエリアなどで特に有効で、シャローに刺してきたビッグバスの警戒心を解き、反射的なバイトを引き出します。
さらに、夜間や朝夕マズメといった低光量時には、ダイバジンヘビーヒッターが持つ特有の音と波紋が極めて効果的に働きます。見えにくい水面でも音と振動でバスにルアーの存在を知らせることで、視覚以外の感覚に訴えかけるアプローチが可能です。
トップウォーターゲームにおいて“音”という要素に着目し、細部まで突き詰められた設計を持つダイバジンヘビーヒッターは、単なるノイジークランクではなく、状況を打破するための切り札として活躍します。特にビッグバスを狙うアングラーにとって、フィールドを選ばず信頼できる一投を届けてくれる強力な武器となるでしょう。
ダイバジンヘビーヒッターのインプレ
OSPのダイバジンヘビーヒッターのインプレを紹介します。
激荒れの遠賀川でダイバジンヘビーヒッター😄 pic.twitter.com/ha4W04UYA0
— 高柳 岬 (@TMBass2) June 24, 2024
日曜の大江川にてダイバジンヘビーヒッターが炸裂💥
雨で良い雰囲気だったので夕方急いで釣りに来た甲斐があった🔥
久々に好きなハードルアーでのトップウォーターの釣りでデカいのは気持ち良い⚡️#osp#mcsquared#大江川#pr pic.twitter.com/2jULxSOkst
— 波呂 魁人 (@_hello_kai_) June 24, 2024