バスフィッシングにおいて、他に類を見ない狂気のアクションで注目を集めているのがピクロ68です。その名の通り、ピクピクと小魚のような動きをロールアクションで再現し、バスの本能を刺激する革新的なミノーであり、捕食でも威嚇でもない衝動的なバイトを誘発します。フローティングとスーパースローシンキング、二つのタイプで異なるアプローチが可能であり、フィールドやシーズンを問わず幅広く活躍する一投の価値あるルアーです。
ピクロ68の特徴
ピクロ68の最大の武器は、従来のルアーにはなかった超高速かつ細やかなロールアクションです。その動きの中核を担っているのが、背面に設けられた小さなバックリップ。このパーツが水の抵抗を受けてボディ全体をクイックにロールさせ、強烈なフラッシングと色覚変化を生み出します。これにより、ただ巻きでありながらバスの視覚に鮮烈な刺激を与えることが可能になりました。
また、リアにはフィンが取り付けられており、ロール中のバタつきを抑えつつ、リアフックが背負わないようにする工夫も施されています。尾部には特殊繊維が装着されており、わずかな水流や風でもなびくことで水面放置状態でもリアルな生命感を演出し、まさに止めても動いているような錯覚を与えます。
スーパースローシンキングモデルでは、アクションを止めた時にゆっくり沈みながらもロールし続け、バスの理性を奪うような静と動の絶妙なコンビネーションを演出します。一方フローティングモデルは、表層を50cmほど潜行しながら高速ロールで泳ぎ、ただ巻きからショートジャーク、水面での放置まで幅広く対応。しかも軽くロッドを煽るだけでポッパーのように音を立てて潜るなど、ひとつのルアーとは思えない多彩なアクションを可能にしています。
ピクロ68の使い方
ピクロ68は、さまざまなシチュエーションでその性能を発揮します。基本的にはただ巻きが効果的で、デッドスローからファストリトリーブまで、速度に応じてベイトフィッシュの泳ぎを巧みに演出します。スローリトリーブでは無警戒な小魚のような動きを、ファストでは逃げ惑うパニック状態を再現。ミディアムスピードでは約50cmの水深をキープでき、サーチベイトとしての役割も担います。
また、ショートトゥイッチを織り交ぜることで、より倒れ込むような強烈なロールアクションを生み出し、視覚的アピールを最大限に高められます。これにより、バスの居場所が絞れない状況でも広範囲に強くアピールし、引きつけて食わせることが可能です。
さらに、ピクロ68は水面での放置プレイにも強みを持ちます。風や流れに繊維が揺らめき続けるため、浮かべておくだけでバスを寄せることができるのです。ラインスラッグを揺すって軽く動かすことで微弱なロールが生まれ、まさに虫の息のベイトを演出できます。とどめに軽くロッドを煽れば、水面で音を立てて潜り、ダーターやポッパーのような動きで捕食本能を直撃します。
推奨されるタックルはスピニングロッドで、6〜6.6フィートのUL〜Lアクションが最適です。ラインはフロロカーボンまたはナイロン4lb前後、PEであれば1号程度が扱いやすく、繊細なアクションをしっかり引き出せます。
ピクロ68は、単なる小型ミノーではありません。バスの本能に直接訴える唯一無二のアクションと多機能性を併せ持つルアーであり、あらゆるコンディションでアングラーの武器となることでしょう。
ピクロ68のインプレ
OSPのピクロ68のインプレを紹介します。
仕事終わりに30分程🎣
ピクロ68で小バス&ギル君😁
もうちょいしたら数釣りの季節やねぇ🤔#osp#ピクロ68 pic.twitter.com/DkXG3U5wri— ツッキー (@rankersize51) June 9, 2021
ピクロでサイト💥
浮いている魚を狙い撃ち✨️
表層ピクピクでは食わせきれず、少し沈めてからのアクションでヒット。
追尾から反転するまで丸見えで最高に楽しい!ブレニアスXR【Unfair the finesse】らしい釣りができました。
ルアー/osp ピクロ68 sss リアルワカサギ
ロッド/シマノ… pic.twitter.com/uNYhJeoZkA— 龍岩 朋樹 (@Tatsu_uuuO) June 7, 2025