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オーバーライドのインプレと使い方

メタルバイブというと冬のルアーと思われがちですが、オーバーライドはその常識を覆す存在です。低水温期はもちろん、ハイプレッシャーなシーズンでもリアクションバイトを引き出せる性能を備え、オールシーズンで活躍できるメタルバイブとして高い評価を得ています。



オーバーライドの特徴

オーバーライド最大の特徴は、リフト&フォールというリアクションメソッドにおける完成度の高さにあります。特にリフト時には、ロッド操作に即座に反応する鋭い立ち上がりと、ハイピッチで手元にしっかりと伝わるバイブレーションを発生。これによって、水温が低くバスの動きが鈍い状況でもしっかりと存在をアピールできます。

一方のフォールでは、ただの垂直落下に留まらず、右カーブ、左カーブ、直進と変化に富んだスライドフォールを実現。しかもスパイラルフォールを極力抑えることで、不自然な動きを嫌うバスにもしっかりと口を使わせます。この“生命感のあるスライドフォール”が、特に見切りやすいハイプレッシャー下で効果を発揮します。

サイズ展開は1/8ozから1/2ozまで5種類。中でも新たに加わった1/8ozは、シャローエリアを攻略する新たな選択肢として注目されています。スピニングタックルで軽快にキャストでき、水深1〜5mまでをスローに探れる仕様。タフコンディション時の救世主的存在と言えるでしょう。

また3/16ozモデルもオカッパリアングラーにとって非常に扱いやすく、水深2〜10mと幅広いレンジに対応。センター寄りのウエイトバランスによってエビ化(フック絡み)を抑制し、テンポよく攻めることができます。

加えて1/4oz以上のサイズには複数のラインアイが搭載されており、使用状況に応じてタダ巻きの角度やリフト&フォールの姿勢を変更できる柔軟性も魅力です。

オーバーライドの使い方

オーバーライドの基本的な使い方は、リフト&フォールを中心としたリアクションの釣りです。特に寒い時期には、ロッドを縦にあおることで素早く立ち上がり、ハイピッチな振動を与える垂直リフトが効果的です。そしてフォール時にはラインを張らず緩めすぎずの状態をキープし、バスの視界に長くとどまらせるよう意識することで、スライドフォールの魅力を最大限に引き出せます。

シャローエリアや軽いウィードが点在する場所では1/8ozや3/16oz、少し深めのレンジや風の強い日は1/4ozや3/8ozといった具合に、フィールドや天候に応じてウェイトを選ぶと良いでしょう。特にオカッパリでは、3/16ozの使い勝手の良さとキャスタビリティが光ります。

また、スレた状況ではタダ巻きやボトムバンピングといったアプローチも効果的です。それぞれのラインアイを活かして姿勢を調整すれば、浅場のスローリトリーブからディープでのタイトなアプローチまで柔軟に対応可能です。

オーバーライドは、ただのメタルバイブではありません。低水温期だけでなく、春夏秋冬あらゆるシチュエーションでリアクションバイトを引き出す、まさに“オールシーズンメタル”の名にふさわしい実戦型ルアーです。持っていて損のない、現代バスフィッシングに不可欠な一軍ルアーといえるでしょう。

オーバーライドのインプレ

OSPのオーバーライドのインプレを紹介します。