バスフィッシングでは、ルアーの「動」と「静」のコントラストがバイトを生み出す大きな鍵となります。スピードバイブは、そのコントラストを極限まで高めることで、リアクションバイトを確実に引き出すために設計されたハイレスポンス・バイブレーションです。軽量モデルでありながら、圧倒的なアピール力とフィネスな操作感を両立し、これまでにない戦略的な釣りを可能にしてくれます。
スピードバイブの特徴
スピードバイブは3.5g、5g、7gという軽量ラインナップで、状況に応じて使い分けられる設計が魅力です。注目すべきは、リフト時の「バリバリッ」とした立ち上がりの良いアクションと、フォール時の極めてナチュラルな動き。この明確な動きのギャップが、スレたバスの本能を刺激し、思わぬバイトを引き出します。
その秘密は、樹脂ソリッドボディによる超薄型設計にあります。通常の中空ボディでは不可能なレベルの薄さを実現し、まるでメタルバイブのようなレスポンスを手に入れながらも、透け感のある素材が光を乱反射して視覚的にも強烈にアピールします。
さらに、スピードバイブは2種類のフォールアクションを使い分けることができます。ラインテンションを少しかけたままフォールさせればカーブフォール、リフト後に一気にテンションを抜けばスライドしながらフォールするため、ルアーの行き先をバスに予測させずリアクションを誘発することが可能です。7gモデルではさらに“シミーフォール”という自発的に揺れるフォールも発生し、何もしなくてもバイトを誘う効果があります。
リアフェザーフックと独自のリアフックアイ構造により、エビり(フックがラインを拾う現象)を大幅に抑制。弱いバイトでも確実にフックが吸い込まれるよう設計されており、釣果につながるディテールへの配慮も抜群です。
スピードバイブの使い方
スピードバイブの基本的な使い方は、リフト&フォールです。ボトム付近をリフトさせる際にはしっかりとしたバイブレーションが手元に伝わり、テンションを抜いてフォールさせれば自然なスライドアクションが発生します。この一連の動きでバスに“逃げるベイト”を演出し、リアクションバイトを狙うことができます。
特に寒冷期やプレッシャーの高いフィールドでは、5gや3.5gの軽量モデルが効果的です。メタルバイブのような強すぎる波動では見切られてしまうような状況でも、スピードバイブの抑えたアクションなら自然にアプローチできます。シミーフォールやカーブフォールをうまく使い分けることで、バスに違和感を与えることなく口を使わせることが可能です。
また、シャローエリアや岸沿いをスローに探る場合にも、軽量モデルならではのレスポンスが活きてきます。トレースラインの自由度が高いため、ストラクチャー回避能力にも優れ、ミスキャストしてもトラブルになりにくいのもポイントです。
スピードバイブは、リアクションベイトとしての強さと、フィネスルアーとしての繊細さを併せ持つ万能バイブレーションです。巻くだけでは釣れないタフな状況下でも、確実にバスのスイッチを入れるための一手として、ぜひボックスに常備しておきたいアイテムです。
スピードバイブのインプレ
ジャッカルのスピードバイブのインプレを紹介します。
行ってきました高山ダム!
今日はスピードバイブとジミーシュリンプが大活躍!!🥰
久々に釣りたい釣りで釣れたからテンション爆上げ!!😍 pic.twitter.com/73A0JZqWs9
— よえもん (@Daiwa_X_Jackall) June 21, 2025
【スピードバイブ/ 水野浩聡】
どういったエリアで、どうやって操作するかを詳しく解説。
厳冬期のタフなバスを絞り出す一手に!!#スピードバイブ pic.twitter.com/myrjzizFK3
— JACKALL BASS FISHING (@JACKALL_Inc) December 26, 2024
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