バスフィッシングにおいて、中層の攻略は釣果に直結する重要な要素です。特に水深2メートル前後のミドルレンジは、多くのフィールドでバスがフィーディングする主要なゾーン。「ショットオーバー2」は、そのゾーンを的確に、かつ効率的に攻め抜くために設計された、ノリーズのクランクベイトシリーズの中核を担うモデルです。
ショットオーバー2の特徴
ショットオーバー2は、「ショットオーバー3」と同じボディサイズながら、1レンジ浅い約2メートルをトレースできるようリップのセッティングを変更。その結果、同シリーズ特有のミッドウォブル&ハイピッチ明滅ロールアクションをしっかりと継承しつつ、シャローとディープの間を自在に攻められる汎用性を備えています。
このルアーの核となるのが、タングステン、スチール、ブラスの3種類のウエイト素材を組み合わせた独自のウエイトシステム。低重心設計によりアクションが安定し、なおかつ浮力を最大限に確保することで、根掛かり回避性能にも優れています。実際、ウィードや岩、立木などの複雑な障害物にも果敢にアプローチできるため、ハードカバーエリアでも安心して使えます。
また、キャスタビリティにも優れており、リップ裏面に設けられたキャスティングフィンとタングステンウエイトの効果によって、風が吹く状況でも安定したロングキャストが可能。広大なエリアを効率よく探る際にも重宝される理由のひとつです。サウンドは単発のローサウンド仕様で、過度にバスを警戒させることなく、ナチュラルにアピールする設定となっています。
さらに、カラーによってボディ素材を使い分けている点もユニークです。ホワイト系のボーン素材とクリア系ABSを使い分けることで、視覚的アピールとサウンドの特性に変化を持たせ、より多彩なシチュエーションに対応可能なラインナップが用意されています。
ショットオーバー2の使い方
ショットオーバー2は、水深1.5〜2.5メートルをターゲットとしたストレートリトリーブが基本。特にフィーディングに入っているバスを効率よく狙いたい朝夕のゴールデンタイムや、シャローからディープへのブレイクラインをなめるようにトレースする使い方が効果的です。
アクションはタイト過ぎず、かといって大振りでもない中間的なウォブル&ロール。これがバスにとっては自然で違和感のない波動となり、食わせのスイッチを入れる決定打になります。ストラクチャーに当ててリアクションバイトを誘うテクニックも効果的で、障害物にコンタクトした直後の浮き上がりや、方向転換のタイミングでバイトが多発します。
また、ショットオーバー2はシリーズ全体とのローテーションも視野に入れて設計されているため、ショットオーバー3や4といったモデルと組み合わせることで、水深別にシームレスな攻略が可能となります。これにより、フィールドの状況変化に柔軟に対応でき、釣果の安定性が格段に向上します。
シリーズの中でも扱いやすさとバランスの良さに定評がある「ショットオーバー2」。その実力をぜひ、あなたのフィールドで体感してみてください。クランクベイトの魅力を再確認できる、頼れる一本になるはずです。
ショットオーバー2のインプレ
ノリーズのショットオーバー2のインプレを紹介します。
久しぶりデカい魚の引きに、完全に鯰と思ってるから面白い🤣
◆ルアー:ショットオーバー2
◆ロッド:HB6100M-Gc
◆リール:21カルカッタコンクエスト100
◆ライン:オルトロスFC 12lb. https://t.co/gn758flVut pic.twitter.com/twDcdL4oO1— ROCKET店長 🌳 (@ROCKET3339) June 19, 2025
おつヶ池
雄蛇會第2戦はショットオーバー2でレイダウンを舐め回して1590gをキャッチして準優勝でした!嬉しいですけど、まさかこの魚で負けるとは……#雄蛇ヶ池
#雄蛇會オープントーナメント#ボートハウスツカモト pic.twitter.com/F9FCFhXfaO— ハルク (@31Bbass) June 1, 2025