フィネススタイルでのバスフィッシングにおいて、アングラーの繊細な操作がそのまま釣果を左右する場面は少なくありません。特に、プレッシャーが高い状況下では、一投のミスやわずかな違和感の見逃しが致命的となることもあります。そんな繊細さが求められるシーンでこそ威力を発揮するのが、オライオン・ガルサです。このロッドは、軽量リグを扱うために最適化された設計と、高精度な操作性を兼ね備えた一本です。
ガルサの特徴
ガルサは、1.83メートルという取り回しの良いショートレングス設計に加え、ウルトラライトパワーを備えたスピニングロッドで、精密なキャストと繊細な操作が求められるフィネスリグに最適です。軽量なネコリグやジグヘッド、ノーシンカー、スモラバ、ドロップショットリグなどを、正確かつ丁寧にコントロールするための性能が集約されています。
最大の特徴は、適度な張りを残した24トンカーボン製のソリッドティップと、それに連なる高性能チューブラーブランクの組み合わせです。チューブラー部には、高強度・高弾性率の「トレカ®T1100G」に加え、40トンの高弾性カーボンとクワトロウーブンクロスを効果的にレイアップ。この構造により、ソリッドティップ特有の繊細な感度と、操作性・パワーを両立したブランクが完成しました。
このブランクは、繊細なあたりを確実にキャッチするだけでなく、軽量ルアーのキャスト精度を高め、思い通りのコースにルアーを送り込むことが可能です。また、しなやかなベンドカーブが、バイトを弾かず、フッキングからランディングまで滑らかに繋げてくれます。
ガイドは、すべてチタンフレームのSiCリングKガイドを採用。トップガイドにはスレッドを巻かず、段差をUVコーティングで処理したことで、軽量化とラインの抜けの良さを追求。小口径セッティングにより、繊細な操作時でもラインの遊びを抑え、反応の良さをさらに引き出しています。
グリップまわりもフィネス対応に特化した設計です。フォアグリップはコンパクトな天然コルク素材で、ツーフィンガー・スリーフィンガーのどちらでもフィット感が高く、自然な操作が可能。リールシートには細身のFuji VSS16を採用し、段差のないアップロック仕様が手の平にしっくりと馴染みます。センターからリアグリップには高硬度EVAを使い、耐久性と軽量化の両立を図っています。
ブラックを基調としたシンプルかつシャープなデザインに、コルクの質感が高級感を添える外観も魅力のひとつです。見た目と実用性を兼ね備えたバランスは、アングラーの所有欲をも満たしてくれるでしょう。
オライオン・ガルサは、わずかなチャンスを逃さず、一撃で仕留めるための精度と感度を追求したロッドです。とにかく繊細なリグを高精度で操りたいという方、あるいはハイプレッシャー下で最後の1匹を絞り出したいという場面において、確かな武器となってくれるでしょう。アングラーの技術と集中力を最大限に活かす一本、それがガルサです。
OCSS-60UL-STガルサのインプレ
オライオンのOCSS-60UL-STガルサのインプレを紹介します。
#バス釣り
手持ちのロッドでダウンショットやるとなるとドリフトマスターだとダルい、ブラックガーディアンはおかっぱりや川スモールは良いけど強すぎる。パワーノーズは特殊なので無理。なのでオライオンのガルサが新しい仲間に加わりました。 pic.twitter.com/O7Xh2SkkI1
— 雷蔵🐴 (@HeiwaRaizo) May 29, 2025
ようこそ😃#オライオン#ガルサ pic.twitter.com/AUiLrx0rxx
— けんすけ (@Green_Chopper) October 12, 2024