ハートランドというブランドが持つ独特の世界観と、圧倒的な実釣性能。その両方を高次元で融合させた一本が、2022年に誕生した「白震斬八伍」こと、ハートランド852ML+FS-SV AGS22です。2008年にリリースされた初代白震斬のスピリットを引き継ぎながら、素材と構造の進化によってさらなる高みへと昇華した本モデルは、まさに“白い妖刀”の名にふさわしい存在感を放っています。
白震斬八伍の特徴
ハートランド852ML+FS-SV AGS22は、初代白震斬のコンセプトを継承しつつ、ブランク素材にSVF COMPILE-Xを採用し、操作性と感度の両面を劇的に向上させたロングスピンロッドです。細く、しかし厚く巻き上げられたこのブランクは、同シリーズの832モデルと同様にX45フルシールドや3DXといった補強構造を排除。これは、SVF COMPILE-X本来の性能を最大限に引き出すための選択であり、無駄を削ぎ落とした設計がロッドのポテンシャルを限界まで高めています。
従来モデルより11インチ長く設計されたこのロッドは、そのロングレングスがもたらすスイープなキャスト性能と、広範囲をスムーズに探れるライン操作のしやすさが際立ちます。加えて、ML+パワーという絶妙な設定が、軽量ルアーの繊細な扱いから、やや重めのルアーでの力強い攻めまでを網羅。フィールドや状況を選ばず活躍する、真のバーサタイルスピンとして完成されています。
ティップからバットにかけてのスムーズなベントカーブは、魚を掛けてからのファイトにおいて、あたかも延べ竿のようにロッド全体が美しくしなる構造を生み出しています。この感覚は単に視覚的な美しさだけでなく、バラしの軽減やアングラーへの負荷の軽減にも繋がり、実用性においても極めて高いレベルを実現しています。
ブランクに組み合わされるAGS(エアガイドシステム)は、チタンの約3倍の剛性を持つカーボン素材を使用し、ラインからの振動をロスなくブランクへと伝達。感度の高さにおいても一切の妥協がなく、繊細なアタリを瞬時にキャッチすることが可能です。さらに、CWS(カーボンラッピングシステム)によってパーツの取り付け部が軽量化され、耐久性と剛性も大幅に強化されています。
V-JOINTα構造のジョイント部は、継ぎ目の違和感を感じさせない美しい曲がりと高い復元力を生み出し、まるで1ピースロッドのような一体感のある使用感を提供します。加えて、感性領域設計システムESSの導入により、アングラーの感覚に呼応するような操作性が実現され、より直感的なルアーアクションが可能になっています。
白震斬八伍は、単なるリメイクではなく、ハートランドの美学とDAIWAの最先端技術が結実した完全なる進化形です。その一本がアングラーの手にあるだけで、釣りの世界はより広く、深く、そして豊かなものになることでしょう。白い刀身に宿るのは、確かな性能と心を動かす情熱。その真価は、水辺に立ったその瞬間にこそ明らかになります。
ハートランド852ML+FS-SV AGS22のインプレ
ダイワのハートランド852ML+FS-SV AGS22のインプレを紹介します。
この竿で釣れたんが最高じゃった
ダイワ:ハートランドAGS 852ML+FS-SV AGS22【白震斬八伍】
いつか村上さんにもミドルゲームして欲しい…絶対好きだと思うんだけどな🥺#村上晴彦#ハートランド#白震斬八五 pic.twitter.com/qC2UsXnMQs
— 錫 (@k0pCAqvqEGe9MR9) March 28, 2023
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