大自然の中を悠々と泳ぐ一匹のネズミ。その背後から、ゆっくりと、しかし確実に忍び寄る巨大な影――「野良ネズミエンペラー」は、そんな一場面をそのままルアーにしたような圧倒的存在感を放つ、シリーズ最重量・最長サイズのトップウォータールアーです。シリーズの名を冠する“帝王”の名にふさわしい、攻めの性能と圧倒的なビッグバスへのアピール力がここに結実しました。
野良ネズミエンペラーの特徴
野良ネズミエンペラーは、全長160mm・重量27gという堂々たるサイズを誇るフローティングタイプのルアーです。使用されているのはシリーズ共通のエラストマー素材で、高い浮力と柔軟性を備えつつ、耐久性にも優れています。水面に“絡みつく”ような浮き方をすることで、リアルな水面演出が可能になり、バスが違和感なく吸い込める絶妙な浮力バランスを実現しています。
この巨体でありながら、驚くほどスムーズなスキッピング性能を持っているのもこのルアーの大きな魅力です。丸みを帯びたお尻と表面の突起を排したデザイン、そして素材のしなやかさが合わさり、オーバーハングの奥へも軽快に滑り込むことができます。岸際やカバーの奥深くに潜むビッグバスへのアプローチが、より戦略的に行えるようになっています。
また、「高速首振りアクション」も健在です。ロッドワークに対する反応が良く、首を振るように左右に動くことで、まるで水面を必死に泳ぎ逃げるネズミのような生命感を演出。このアクションが視覚・波動の両面でバスを強く刺激し、リアクションバイトを誘発します。特にローライトコンディションや、ビッグベイトパターンが成立するタイミングでは、他を圧倒する釣果を生むポテンシャルを秘めています。
野良ネズミエンペラーの使い方
このルアーの性能を最大限に引き出すには、ミディアムヘビー〜エクストラヘビーのパワーロッドとの組み合わせが最適です。重量のあるボディをしっかりと振り抜き、狙ったポイントに正確にキャストできるロッドセレクトが求められます。ラインはナイロンまたはフロロカーボンの16〜30ポンド、あるいはPEラインの4〜6号が推奨されており、カバー攻略時の強引なファイトにも十分に対応できる強度設定です。
フックはオフセットフック#7/0前後を使用することで、フックポイントをしっかり隠しながらも確実なフッキングを実現。カバーの奥へ突っ込むようなアプローチも、ストレスなく行える設計です。
アクションの基本は、スロー〜ミディアムスピードでのドッグウォーク。テンポよく首を振らせながら泳がせることで、水面を逃げ惑う小動物を再現します。また、スキッピングを活かしてオーバーハングの奥に滑り込ませ、着水後に数秒のポーズを入れることで、ナーバスなビッグバスに食わせの間を与えることもできます。
野良ネズミエンペラーは、ビッグベイト戦略をトップウォーターで展開するという、今までにないアプローチを可能にするルアーです。その圧倒的な存在感と操作性は、まさにトップウォーターゲームの“王者”の名にふさわしい一本。次なる記録更新の一投に、ぜひ手に取ってみてください。
野良ネズミエンペラーのインプレ
ティムコの野良ネズミエンペラーのインプレを紹介します。
これが皇帝の力!!
野良ネズミエンペラーが食われる瞬間をご覧ください🐀#多々良沼#ティムコ#TIEMCO#野良ネズミエンペラー pic.twitter.com/jV39sTJuhZ
— ちかちゃん (@seiyasaitou) August 26, 2024
出ちゃった😆👍
野良ネズミエンペラー🔥
40up❣️ pic.twitter.com/K0iBl6eQNz
— NAOHITO HIRAMOTO (@DANGERz520) September 22, 2023