シンプルな形状ながらも、世界中のアングラーに多大な影響を与えてきたワーム、それがゲーリーヤマモトの4インチヤマセンコーです。スティックベイトというカテゴリーそのものを生み出した伝説的存在であり、日本国内はもちろん、アメリカをはじめとする海外のトーナメントシーンでも数え切れないほどの実績を残しています。扱いやすさと奥深さを兼ね備えたこのワームは、初心者からプロまで、すべてのバスアングラーにとって欠かせない定番アイテムです。
ゲーリーヤマモト 4インチヤマセンコーの特徴
ヤマセンコーは一見すると太めの棒状をした単純なワームに見えますが、その内部には計算され尽くしたバランスが詰め込まれています。頭とテールの太さが微妙に異なることで、フォール中には左右にゆらめく艶やかなアクションを生み出し、水中での存在感は抜群です。この独自のフォールアクションが、あらゆる状況下でバスのバイトを誘発します。
ボディ全体には世界標準ともいえるゲーリーリブが刻まれており、水をしっかり掴んで自然な波動を発生させます。素材自体にも自重があるため、ノーシンカーでも驚くほどの飛距離を誇り、遠くのポイントにも的確にアプローチできます。この「飛んで、沈んで、釣れる」という三拍子が揃っている点が、ヤマセンコーの最大の魅力です。
サイズ展開は2インチから7インチまであり、デザインはどれも共通していますが、バスのサイズや水質、ベイトの大きさに応じて選ぶことで、より戦略的な釣りが可能になります。特に4インチは汎用性が非常に高く、あらゆるリグとの相性も良いため、初めての一本としてもおすすめできます。
ゲーリーヤマモト 4インチヤマセンコーの使い方
もっともポピュラーな使い方は、やはりノーシンカーリグです。オフセットフックをセットするだけで、フォール時に水平に落ちていき、自然な揺らめきでバスを引き寄せます。フリーフォール後、軽くシェイクを入れても良く、バスがいるレンジでステイさせることで、思わず口を使わせることができます。
また、カバー周りではテキサスリグにすることで、藻や枝の中にも攻め込むことができ、ヤマセンコーのフォールアクションが活きるポイントを広げることが可能です。さらに、キャロライナリグにすれば、遠投性能を活かしながら広範囲をサーチできるため、ビッグレイクやディープエリアでの釣りにも対応します。
近年注目を集めているのが、バックスライドリグでの使用です。軽量なネイルシンカーをフックの反対側にセットすれば、着水後にラインテンションを抜くだけで、奥へ奥へと滑り込むようにフォールしていきます。オーバーハングやカバーの奥に潜むバスを直撃できるこのセッティングは、ヤマセンコーならではの使い方と言えるでしょう。
まさに“もはや餌”とまで称されるこのワームは、どんな状況でも信頼して投げられる一本です。シンプルだからこそ、状況に合わせたリグ選択やアクションの工夫が釣果に直結します。ヤマセンコーを手にしたその瞬間から、バスとの距離は一気に縮まるはずです。
4インチヤマセンコーのインプレ
ゲーリーヤマモトの4インチヤマセンコーのインプレを紹介します。
ヤマセンコー4インチのノーシンカーワッキーをちょい投げし軽くトゥイッチして引いてくるのがメインの釣り方その1
『バスがぼーっとしてそうなのでリアクション気味にアピール。ゴリが多いのでそれらを蹴散らすイメージ』との事。 pic.twitter.com/o9WMp4LURz— JB日本バスプロ協会Official site (@wwwjbnbcjp) July 16, 2023
最も信頼している(個人的に)伝説のワーム、ヤマセンコー4インチ アオテナガも発掘した…
何度か載せてますが、台風一過の増水時、雨後に落下したミミズをイメージして最寄りの流れ込みへ落としたら連続で40アップが釣れたルアーです
しっかり口閉じできていないのが当時の興奮の証明になってますね😭 pic.twitter.com/r3XXGIcVM0— トモロウ (@Day_after___) May 10, 2021