ダイワの20スティーズエアtwのインプレ

ベイトリール

従来のベイトフィネスの概念を覆す、新たな次元の性能を手に入れたダイワのフラッグシップモデル「20スティーズ AIR TW」。軽量ルアーを自在に操り、極限のフィネスを追い求めるアングラーのために誕生したこのリールは、驚異の軽量化と卓越した回転性能で、ベイトリールの可能性を大きく広げました。

ダイワ 20スティーズ AIR TWの特徴

20スティーズ AIR TWが大きな注目を集める理由は、ダイワ史上最小径となるφ28mmのAIRスプールを搭載した点にあります。この超小口径スプールは、軽量かつ高剛性を誇るG1ジュラルミン素材で作られており、極めて低慣性なため、わずか1g台の超軽量ルアーのキャストにも対応します。従来のベイトフィネスリールでも不可能だった軽さの領域を開拓し、まさにベイトフィネスの限界を押し広げる存在となっています。
さらに、このAIRスプールが持つ高い回転性能を支えるのが、ダイワ独自のエアブレーキシステムです。フルキャスト時にはしっかりとブレーキが効き、逆にピッチングなど低回転時にはインダクトローターが飛び出さず、低弾道で撃ち込むことができます。これによりピッチングとキャスティングを同一のブレーキ設定で高いレベルで両立させ、アングラーにとって非常に快適な操作性を実現しています。
また、TWS(T-WING SYSTEM)を搭載することで、ライン放出時の抵抗を大幅に減らし、飛距離の向上とトラブルの少なさを両立しました。小径スプールとTWSの組み合わせにより、軽量ルアーでもスムーズなライン放出が可能となり、これまでスピニングタックルの独壇場だった領域でさえもベイトで攻略できるようになっています。
ボディは高精度マシンカットによるマグネシウム合金のエアメタルハウジングを採用し、軽量ながら高剛性を発揮します。その結果、自重はわずか135gという驚異的な軽さを達成しつつも、使用時の剛性感は一切損なわれていません。長時間の釣行でも疲れにくく、また回転性能をよりダイレクトに感じ取れるのが魅力です。
さらに、HYPERDRIVE DESIGNの導入により、内部構造の剛性と精度が大幅に向上し、滑らかで力強い巻き上げ感が長期間持続します。マグネシウム製のフレームとギア側サイドプレート、アルミ合金のセットプレートの組み合わせが、高精度かつ耐久性の高いリールを実現しています。
ギア比は6.8のノーマルギアモデルと、9.1という超高速ギアモデルが用意されており、用途に応じた選択が可能です。特に9.1のギア比では、ハンドル1回転で80cmの巻き取りが可能であり、サイトフィッシングやカバーからの瞬時の引き剥がしなど、俊敏な動作が求められる場面で真価を発揮します。
ハンドルノブにはフィネス専用設計のハイグリップIフィネスノブを採用し、小型軽量でありながら確実なグリップ力を発揮します。繊細な操作性を求められるフィネスゲームにおいて、アングラーの手元をしっかりサポートしてくれます。
20スティーズ AIR TWは、ベイトフィネスの新たな時代を切り開くリールとして、従来のスピニングタックルに頼っていた領域を果敢に侵食します。その軽さ、感度、操作性は、タフ化する現代のバスフィッシングシーンにおいて、アングラーにとって確かなアドバンテージとなることでしょう。

20スティーズエアtwのインプレ

ダイワの20スティーズエアtwのインプレを紹介します。

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