ヴァルナは、阿修羅(9cm)とルドラ(13cm)の中間に位置する全長113mmのジャークベイトとして、2015年にリリースされました。従来の2モデルでは対応しきれなかったフィールドやバスの反応に応じて、より柔軟な戦略を可能にすることを目的に開発され、サイズ、アクション、飛距離すべての面で11cmクラスの基準を塗り替えるルアーに仕上がっています。
ヴァルナの特徴
ヴァルナは、サスペンド、フローティング、そしてサイレント・スローフローティング(SPEC2)の3つのタイプが展開され、それぞれ異なるシチュエーションに特化した性能を持っています。共通しているのは、フルフラットボディによる強烈なフラッシングと水押し、そしてハニカムスーパーHPボディによって実現された軽量かつ高強度の構造です。これにより、軽快な泳ぎ出しやロールからの素早い復元力が得られ、リアルで生命感あるアクションを演出します。
特にトリプルタングステン重心移動を採用したサスペンドモデルでは、小口径のウエイトが尾部まで移動することで飛行姿勢が安定し、ロングキャスト時の精度と飛距離の両立を可能にしています。さらに、固定ウエイトとの組み合わせによって低重心化が進み、早巻きでもバランスを崩すことなく安定したアクションを持続させます。最大潜行深度はただ巻きで約2.1m、ジャーク時には最大2.8mまで到達可能で、シャローからミッドレンジまで幅広く対応できます。
一方、フローティングモデルは、フロントにスチール、リアにタングステンという2種類のウエイトを使用したデュアルウエイトシステムを採用し、スローフロートながら高いキャスタビリティを維持。水面への浮上スピードは速すぎず、バスが追いつきやすい設計となっており、トップウォーター的なアプローチも可能です。アクションレスポンスにも優れ、トゥイッチやストップ&ゴーでのバイト誘発力も非常に高く、リアルな波紋を広げてバスにアピールします。
サイレントで固定重心のSPEC2モデルは、移動ウエイトを排したことで無音でのアプローチが可能となり、プレッシャーの高いクリアウォーターやハイプレッシャーなフィールドでも効果を発揮します。着水直後からすぐにアクションが始まり、静かな環境下でもバスに違和感を与えにくいという利点があります。また、固定重心でありながら15.7gという自重を持ち、安定した飛距離と高い操作性を実現しています。
ヴァルナの使い方
ヴァルナは、ただ巻きでも十分な釣果が期待できる一方で、ジャーク&ポーズ、トゥイッチ、ストップ&ゴーなど、多彩なアクションに対応できる万能型ミノーです。サスペンドモデルは中層をスローに探りたい時に最適で、低水温期やバスがルアーをしっかり見る状況での長めのステイが効果を発揮します。トリプルタングステンによるロールとウォブルのコンビネーションが、バスにしっかりアピールしてくれます。
フローティングモデルはシャローのストラクチャー回避能力が高く、浮上アクションをバイトのきっかけにできるのが強みです。連続トゥイッチや巻き止めで、トップウォーター的な使い方も視野に入ります。早巻きしても破綻しないアクション設計により、広範囲を素早くチェックする際にも重宝します。
SPEC2は、込み入ったカバーの壁際や、岸際にタイトに攻めたいときに最適なモデルです。サイレント設計によりバスに余計な警戒を与えず、スローな展開でも一撃の可能性を秘めています。バスの反応がシビアな場面では、SPEC2を軸に丁寧なジャークやトゥイッチを繰り返すことでチャンスを広げられます。
ヴァルナは、その完成度の高さから単なる中間サイズのジャークベイトにとどまらず、あらゆる状況に対応できる主力ルアーとして信頼できる一本です。阿修羅やルドラに並ぶ新たな基軸として、ジャークベイト戦略に確かな選択肢をもたらしてくれます。
ヴァルナのインプレ
OSPのヴァルナのインプレを紹介します。
BSHC-76M/X+
OSPヴァルナやっぱ巻もん楽しい(๑˃̵ᴗ˂̵)و ヨシ!でも、狙ってる魚でわない、、、🥺これじゃハックさんと愛姉さん会えないです🥺僕、、、、、、 pic.twitter.com/mtToR8E7Gc— 🐼バス釣り名人🐼 (@goGx43gLxP6Q7uk) April 30, 2025
シーバス楽しかったあ🥰
Valleyhill BSHC76MX+
OSP ヴァルナ110S pic.twitter.com/KqHjjljK56— 愛♡𝗟𝗨𝗩𝟮𝗣𝗟𝗔𝗡𝗧 (@LoveBiwa) April 9, 2025