バスフィッシングの世界で「マグナムクランク」といえば、大型で強波動という強烈な個性を持つルアーとして知られていますが、その反面、使いどころが限られるという課題も抱えています。そんなマグナムクランクの常識を覆し、より幅広い状況で“喰わせる力”を持つルアーとして誕生したのが「ショット ストーミーマグナム」です。
ショットストーミーマグナムの特徴
ショット ストーミーマグナムは、サイズはまさにマグナムクラスでありながら、そのアクションは絶妙にコントロールされています。過剰なロールやウォブリングを抑え、日本のフィールドに合わせて最適化された“強すぎない波動”が大きな魅力です。これは、ただ大きくてアピールが強いだけのクランクベイトでは得られない、バスをしっかりと喰わせるための繊細なセッティングによるものです。
このアクションバランスが功を奏し、通常のマグナムクランクでは反応しない魚、特にハイプレッシャーレイクや急な濁りといった状況下でも、しっかりと魚を引き寄せてバイトに持ち込む力を発揮します。いわゆる“喰わせ系マグナムクランク”として、出しどころの幅を一気に広げてくれる存在です。
また、ストーミーマグナムには新開発の“Tリップ”が搭載されており、これが障害物への適度なアタリ感とスタック低減、さらには適度なアクションコントロールを実現しています。ディープ側に潜らせすぎることなく、狙いたいレンジをしっかりトレースできる設計で、攻めたいレンジを丁寧に探っていく釣りにも最適です。
全長102ミリ、重量46グラムというボディサイズは、視覚的にも水中でも存在感抜群。それでいて、ストーミーマグナムが目指したのは「目立つけれど喰わせられる」というコンセプト。圧倒的なバイト誘発力とサイズアップの可能性を兼ね備えたクランクベイトに仕上がっています。
ショットストーミーマグナムの使い方
ショット ストーミーマグナムの使い方は非常にシンプル。基本は「投げて巻くだけ」。ただし、そのシンプルな使い方でありながら、状況に応じた奥深い戦略が展開できます。特に、晴天無風でタフな日や、雨後の激濁り、または水温が急変した直後など、他のルアーでは反応を得られにくいシチュエーションでこそ、本領を発揮します。
狙い目のシチュエーションとしては、フラットなシャローエリアやミドルレンジのウィードエッジ、さらには河川や野池のブレイクライン周辺など。水深2メートルレンジをスムーズにトレースし、バスの警戒心を解きながら喰わせに持ち込むアプローチが可能です。
巻きスピードはスローからミディアムがおすすめで、バスがストラクチャーにタイトについている場合は、スピードを落とし、障害物に当たるたびに軽くステイを入れてみるのも効果的です。アクションの強弱を抑えた波動が、魚に違和感を与えず、自然なバイトを引き出します。
通常のマグナムクランクでは出番が限られてしまうような場面でこそ、ショット ストーミーマグナムは真価を発揮します。釣れそうで釣れない時、何を投げてもダメな時にこそ投げて欲しい、まさに救世主的な存在です。高活性時にだけ使うルアーではなく、状況を選ばずに結果を出せる唯一無二のマグナムクランクとして、ぜひタックルボックスに加えてみてください。
ショットストーミーマグナムのインプレ
ノリーズのショットストーミーマグナムのインプレを紹介します。
NORIES Best One Fish 2024 at TAKATAKI
ボートの大会は初めてで
100人を超える規模に戸惑いましたが…ショットストーミーマグナム5で
イケてる釣りを押し通して表彰台🎊田辺さんからイケてるお言葉と
ロードランナーSTN680MHを賜りました👍#ノリーズ#バス釣り#高滝ダム#BUTZbassfishing pic.twitter.com/jlRnIUFyRR— オリ (@ori_butz) October 27, 2024
ショットストーミーマグナムTDMラトル
ルアーの軌道が上向いた瞬間のバイト。
最初の突っ込みでスレ掛かりになった(もしくは他魚種)と思って慎重に時間かけてランディング。使用ロッドはHB660H
刻むキャストには長くないのがちょうど良い。
グラコンの660MHなんて有ったら最高なんだけど。 pic.twitter.com/uclRm52hQP— ROCKET店長 🌳 (@ROCKET3339) June 29, 2024