バスフィッシングにおいて、ウィードやレイダウン、リーズといったシャローカバーはビッグフィッシュの格好の隠れ家でありながら、根掛かりのリスクから敬遠されがちなエリアでもあります。そんなカバーの奥深くを、ハードベイトの力でスピーディかつ効率的に攻め切るために開発されたのが「ワーミングクランクショット」です。
ワーミングクランクショットの特徴
一見してコンパクトで可愛らしいフォルムのワーミングクランクショットですが、その設計は非常にアグレッシブです。最大の特徴は、クランクベイトでありながらワームのようにカバーの奥へと送り込めるという点。12lbクラスのラインを使用するベイトタックルに最適化されており、ピッチングやサークルキャストといったテクニカルなキャストで、障害物の向こう側や奥底を的確に狙っていけます。
通常、こうしたシャローカバーはテキサスリグやラバージグの独壇場ですが、ワーミングクランクショットはそこへあえてハードベイトで挑みます。その理由は、集魚力の違いにあります。クランク特有のウォブリングやロールアクションによって魚を呼び寄せ、さらにヒラを打ちながらの移動でリアクションバイトを誘発する仕組みになっています。
しかもこのルアー、小型ながらもフックはしっかりとしたビッグサイズを搭載。これにより、ショートバイトや軽い突っつきも逃さずフッキングへと持ち込めます。また、フローティング仕様であることから、ロッド操作次第では一点でのステイやわずかな動きで誘うことも可能。シャローカバーでの繊細な駆け引きにも強く、攻めと食わせを高次元で両立しています。
ワーミングクランクショットの使い方
ワーミングクランクショットは、通常のクランクベイトのようにただ巻くだけではなく、まるでワームのように使うのが基本です。カバーの薄い部分では軽くリーリングして水を切らせ、厚みのあるヘビーカバー部分ではロッドで引く「ズル引き」のような操作が有効です。これにより、水中のストラクチャーを感じながら進ませ、ルアーがカバーに接触した瞬間にリアクションを誘発するというテクニックが可能になります。
おすすめの場面は、春から秋にかけてのカバーゲーム全般。シャローフラットに点在するウィードパッチや、岸沿いのブッシュ、倒木が絡むようなレイダウンなど、あらゆるシャローカバーに対応可能です。また、他のルアーでは攻めきれないようなピンスポットでも、クランク特有の動きがスイッチを入れ、ビッグバスを引きずり出す力を持っています。
根掛かりのリスクを最小限に抑えながら、ハードベイトならではの集魚力で勝負できる「ワーミングクランクショット」。これまで避けていたエリアにも自信を持ってルアーを送り込める、新たな武器としておすすめです。シャローカバー攻略に、新たな一手を加えてみてはいかがでしょうか。
ワーミングクランクショットのインプレ
ノリーズのワーミングクランクショットのインプレを紹介します。
今日も元気すぎる
印旛バス❓#ふないち#ノリーズ#ワーミングクランクショット#エスケープリトルツイン pic.twitter.com/AqMY5lPwIo— エスジェイ (@Bn9mE) April 16, 2024
相模湖✨#ワーミングクランクショット#ショットディープ pic.twitter.com/xmktz4XZl8
— 福永 悠野 Yuya Fukunaga (@YuyaFukunaga08) April 19, 2024