低水温期やタフなコンディションでのバスフィッシングにおいて、極限まで食わせの要素を突き詰めたジャークベイトが「サイドステップSF」です。従来のサイドステップが持つ鋭いアクションと集魚力をそのままに、スローフローティングという絶妙な浮上スピードを備えることで、よりナーバスなバスにもしっかりとアピールできる設計となっています。
サイドステップSFの特徴
サイドステップSFは、冷え込みが厳しくなる晩秋から春先にかけて、特に効果を発揮するモデルです。通常のフローティングモデルでは浮上スピードが速すぎて見切られてしまうような状況でも、このスローフローティング仕様であれば、アクション後の浮上中にしっかりと“間”を演出でき、口を使いにくい低活性のビッグバスにも対応できます。
オリジナルと同様、固定重心構造を採用していますが、ボディのバランスデザインが見直されており、キャスタビリティは一層向上。ジャークベイトにありがちな“飛ばない”という弱点を感じさせず、広範囲を効率よく探ることができます。ボディ内部にはラトルが組み込まれており、ミックスされたサウンドによって視覚だけでなく聴覚にも強く訴える仕様となっています。
さらに、タフユースにも耐えるストロング設計がなされており、ストラクチャーやカバー周りも積極的に攻めることが可能です。フックには高強度で信頼性の高いDECOY TREBLE Y-S21が標準装備されており、掛けた魚を逃さない仕様。3フック構成による高いフッキング性能も相まって、確実に釣果につなげることができます。
サイドステップSFの使い方
基本となる使い方は、ジャークとポーズを組み合わせた「ジャーク&ライズ」。このときの重要なポイントは、ジャークの鋭さと、ポーズ中の浮上スピードです。サイドステップSFはスローフローティング設計のため、通常よりも長く水中に留まる時間を稼ぐことができ、バスに喰わせのタイミングをしっかりと提供できます。
また、風が強く水温が一気に下がったタイミングや、ディープからシャローへ上がってきた魚に対しても有効です。こうした状況では、速すぎる動きや強すぎるアクションは逆効果になりがちですが、サイドステップSFの滑らかなダートとゆっくりとした浮上が、バスにとって理想的な“間”を与えてくれます。
ストラクチャー周辺や岬の先端、ウィードの切れ目などで、ジャーク後にしっかりとポーズを取り、浮上スピードを武器にバイトを誘発するのが効果的です。ラインテンションを軽く保ちながら浮かせることで、アクションとともにナチュラルな演出が可能になります。
「浮くけど浮きすぎない」という、バスの捕食スイッチを刺激する絶妙な設計。それがサイドステップSFです。真冬の1本や、春のデカバス狙い、そしてプレッシャーの高いフィールドでの勝負どころに、確実な結果を導いてくれる頼れる一本です。
サイドステップSFのインプレ
エバーグリーンのサイドステップSFのインプレを紹介します。
11月突入!
寒気も入って一気に冬っぽくなった🌬
ってことで冬メタル始めました🎣
その他バスエネミー4.5のフリーリグ、ミドルではサイドステップSFでジャークジャーク😎💥 pic.twitter.com/nOLbRxdLPh— 大西健太 (@OKguide) November 1, 2018
倉敷川連敗ストップ❗️
最後はサイドステップSFでした
減水日の火曜に見つけた地形変化を覚えておいて、水が増えて濁った今日当てはめてゲッチュ👍
水の色と水位で、フェイスとサイドステップ使い分け重要ですね😆 pic.twitter.com/ppD40BndPf— バーニング佐竹 (@EG_satake) February 15, 2020