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フェイス87のインプレと使い方

バスフィッシングにおいてタフコンディションを突破するためには、繊細でリアルなアプローチが求められます。そんなシビアな状況でも確実に魚を口使わせるために生まれたのが「フェイス87」。ジャーキング理論を極めた清水盛三が手がけたこのキラーサイズジャークベイトは、オリジナル「フェイス」の性能をそのままに、よりコンパクトでありながら圧倒的な釣獲力を持つモデルとして開発されました。



フェイス87の特徴

フェイス87の最大の武器は、“喰わせ波動”に特化した多彩なアクション性能です。まず注目すべきは、オリジナル譲りの広角でイレギュラーなヒラ打ちダートアクション。小型ながらも鋭く横に飛び、左右非対称に水を切るその挙動は、視覚と波動の両面からバスの本能を刺激します。

加えて、ただ巻きではなくポンプリトリーブを行うことで、タイトなウィグルアクションとストップ時のポーズによる“静と動”のメリハリを演出。これにより、リアクションバイトを誘発しつつ、バスに違和感を与えず一気に口を使わせることが可能になります。アクションが激しすぎず、それでいて見切らせない絶妙な強弱のバランスが、フェイス87ならではの魅力です。

重心移動システムを搭載しているため、見た目のサイズからは想像できないほどのロングキャスト性能を誇り、広範囲を効率的にサーチ可能。これにより、シャローはもちろん、中距離から中層のスレバス攻略にも高い効果を発揮します。また、軽量ながらベイトタックルでも快適に扱える設計が施されており、風が強い日やピンスポットへの正確なアプローチにも対応できます。

さらに、ボディサイズに対して3フック仕様を採用している点も実戦的です。ショートバイトや体当たりのような食いの浅いアタリに対しても、しっかりとフッキングに持ち込むことができます。EGトレブルマジックフックを標準装備しているため、刺さりとホールド性も申し分ありません。

フェイス87の使い方

フェイス87は、特にプレッシャーの高いフィールドや低水温期といったタフな状況下で真価を発揮します。まず基本の使い方としては、ショートジャークを交えたトゥイッチングによるヒラ打ちダートを連続で行い、その後しっかりとポーズを入れて喰わせの間を作るのが効果的です。ダート幅が広く、視覚的にも波動的にもアピール力があるため、警戒心の強いバスにも強く訴えかけることができます。

もう一つの有効なアプローチが、ポンプリトリーブによるタイトなアクションとポーズの繰り返しです。浮き上がりすぎず、スローに浮くスローフローティング仕様だからこそ、この釣り方に高い説得力を持たせることができます。バスがルアーを見切りやすい状況でも、最後の一押しで口を使わせる“喰わせの波動”を発生させられるのがフェイス87の最大の魅力です。

また、遠投性能の高さを活かし、広大なフラットエリアやリザーバーの中層にサスペンドするバスへのアプローチにも有効です。風が吹いているタイミングや、ベイトフィッシュが散っているような状況でも、アングラー側がリズムを作りやすいアクション設計となっており、フィールドや状況に応じて幅広い使い方が可能です。

フェイス87は、小型ながら本格的な機能を多数搭載したハイパフォーマンスジャークベイトです。従来のミノーやジャークベイトでは反応を得られなかったバスに、もう一手踏み込んだ攻めを実現するための切り札として、タックルボックスに常備しておきたい一本です。

フェイス87のインプレ

エバーグリーンのフェイス87のインプレを紹介します。