水面直下を刺激的に攻めるバズベイトの中でも、ラウドバズは一線を画す威嚇系バズベイトとして誕生しました。バスの本能に訴えるサウンドと波動を持ちながら、使いやすさと実戦性能も兼ね備えた、まさに新しいタイプのバズベイトです。ラウドバズはその名の通り、「うるさいルアー」でありながらも、ただ騒がしいだけではなく、バスを惹きつけ、そして怒らせ、激しいバイトへと導く力を持っています。
ラウドバズの特徴
ラウドバズの最大の特徴は、その「複雑なサウンド」と「強烈な波動」にあります。オフセット構造の特殊アルミペラは、単に回転するだけでなく、ビーズやリベット、ワイヤーと擦れることで「カシャカシャ」「キシキシ」といった金属音やきしみ音を発生させます。この複雑な高音と、大量の泡を含む低音がミックスされた独特のサウンドが、他のバズベイトにはない強烈なアピール力を生み出しています。
このような音は、水面で獲物を探しているバスの注意を引くだけでなく、その警戒心を煽り、「威嚇バイト」へとつなげるトリガーにもなります。ラウドバズは、ただ見せて食わせるのではなく、「怒らせて喰わせる」ことに特化した設計となっているのです。
また、リトリーブ開始からの浮き上がりが非常に速い点も大きな特長です。これは、ペラの水掴みの良さと、横倒れを防ぐキール&サイドウイング形状のヘッドデザインによるものです。この構造によって、狙ったレンジを外すことなく、短いストライクゾーンでも確実にバスの目の前を通せるため、効率的な攻めが可能になります。
さらに、構造がシンプルである点も大きな利点です。バズベイトにありがちな複雑なパーツ構成を排除し、基本パーツだけで構成することで、キャスト時のトラブルが少なく、直進性も向上。ゴミやウィードが多いエリアでもスムーズに使用でき、テンポ良く広範囲をサーチできます。
太径1.3mmのアームと太軸フックの組み合わせにより、カバーまわりでの強引なやり取りにも対応。フックはパワーアングルデザインを採用しており、しっかりとしたフッキング性能も確保されています。トレーラーキーパーも装備されており、トレーラーがズレにくく、ラフな使用でも安定してアクションを保ちます。
ラウドバズの使い方
ラウドバズは、その構造上、誰でも簡単に最大限のパフォーマンスを引き出すことができます。基本的な使い方は、キャスト後すぐにリトリーブを開始し、水面直下をゆっくりとトレースするだけ。浮き上がりが早いため、リトリーブ開始が多少遅れても、すぐにプロダクティブゾーンへと導いてくれます。
特に有効なのは、シャローエリアのアシ際やウィードエッジ、ゴミだまりのポケットなど、限られたスペースでのバイトチャンスを確実にものにしたいシチュエーションです。浮き上がりの速さと直進性能を活かして、ピンスポットを正確にトレースできるため、ミスキャストによるロスを最小限に抑えられます。
また、プレッシャーの高いフィールドや、バスの反応が鈍い状況でも、ラウドバズの「イラつかせるサウンド」がバスの感情を揺さぶり、思わず口を使わせる場面も少なくありません。活性の高いバスだけでなく、沈黙を守っているような魚に対しても、スイッチを入れることができるのがこのルアーの魅力です。
ラインは12〜20lbのナイロンまたはフロロカーボンが推奨されており、ロッドはミディアムライトからミディアムヘビーのベイトロッドが適しています。ラウドバズの特性を最大限に活かすには、ラインの浮力と感度のバランスを考慮しながら、状況に応じて選択することが効果的です。
その名の通り「ラウド」なアピールでバスを誘い出し、威嚇本能を刺激してバイトを引き出す。ラウドバズは、ハードなバズベイティングを楽しみながら、確実に結果を出すための武器となる一本です。シンプルながら奥深い性能を持つこのバズベイトは、特にサーチ力とインパクトを求めるアングラーにとって欠かせない存在となるでしょう。
ラウドバズのインプレ
エバーグリーンのラウドバズのインプレを紹介します。
やっと釣れたで
奉納するわ#エバーグリーン#ラウドバズ#バス釣り pic.twitter.com/Q4T1YvYc0Y— ヒビキ (@pc301sk11) June 19, 2022
夕方短時間でいいのきました!47cm!
ルアーはエバーグリーンラウドバス!!#バス釣り#エバーグリーン#ラウドバズ pic.twitter.com/zoOHuDYhvP— ヒビキ (@pc301sk11) October 2, 2022