ロットBT100は、繊細な水面アクションと圧倒的な飛距離性能を両立した、弱波動系サーフェイスプラグの最終進化形とも言えるルアーです。ハンドメイドルアーとして長年愛されてきた名作BT100に、IMAKATSUのテクノロジーが融合し、現代のフィールドに対応する高性能モデルとして再構築されました。表層攻略の王道にして革新、その中心に位置づけられる一本です。
ロットBT100の特徴
ロットBT100の最大の魅力は、まるで弱った小魚が水面を逃げ惑うかのような、ナチュラルなフラッタリングアクションにあります。スローなただ巻きでは、心地よいメトロノームのようなリズムと共に、微細なロールとフラッシングを繰り返し、見飽きたトップウォーターパターンにスレきったバスにも効果的にアプローチします。
加えて、その高いキャスタビリティーも特筆すべき点です。開発者・汐瀬聰氏が弓道から着想を得た設計理論により、10cm・12gというコンパクトなサイズながら驚異の飛距離を誇り、遠くのピンスポットへのアプローチも容易にします。広いエリアをテンポよく探る場面でも、その飛距離とアクションレスポンスの良さが大きなアドバンテージになります。
また、操作次第でアクションのバリエーションを自在に変化させられるのもBT100の魅力です。テーブルターン、ドッグウォーク、スプラッシュ、ポッピング、そして裏技的な水面直下のトゥイッチングなど、1本で複数の役割を担う万能型のルアーとして、あらゆる水面シチュエーションに対応します。水を強く押しすぎない弱波動系という点でも、ナチュラルなアプローチを求める現代のフィールドに適応しています。
ロットBT100の使い方
基本的な使い方は、スローなただ巻きによるナチュラルなロールアクションです。水面に波紋を描きながら、弱々しく泳ぐベイトフィッシュの姿を演出できるため、プレッシャーの高いエリアやサイトフィッシングにも最適です。また、軽いロッドワークでドッグウォークさせれば、より積極的な誘いが可能になります。
加えて、トゥイッチを加えながらの早巻きでは、小魚がパニック状態で逃げ惑うようなリアクション要素の強いアクションに変化します。さらにラインをやや張り気味にして、ミノーのように水面直下でのトゥイッチングを組み合わせることで、ルアーのアプローチ幅がさらに広がります。
また、応用的なテクニックとして、オーバーハング下でラインを木の枝などに引っ掛け、BT100を水面に浮かせたままモジモジと動かすことで、バグルアー的な使い方も可能です。ほとんど移動しないそのアクションに、バスが興味を持ち、ちょっとした変化でスイッチが入り一気にバイトに持ち込むことができます。
ロットBT100は、ただ巻きからトリックアクション、バグルアー的な使用法まで、一本であらゆる水面攻略が可能な万能型サーフェイスプラグです。変幻自在のアクションで、バスに新たな驚きを与えるルアーとして、今後の水面ゲームの中心となることは間違いありません。
ロットBT100のインプレ
イマカツのロットBT100のインプレを紹介します。