ルアーフィッシングの歴史の中で、1990年代に一世を風靡したスコーピオンJMシリーズ。その魂を受け継ぎ、現代のテクノロジーと融合して生まれたのがスコーピオンジャーク90です。細身で洗練されたボディと、安定した飛距離を実現するジェットブーストの搭載により、幅広いフィールドで活躍できる万能ジャークミノーに進化しました。シーバス、ブラックバス、ロックフィッシュなど、魚種を問わず対応できるフリースタイル性能を備えており、あらゆるシーンでアングラーの武器となります。四半世紀の時を超えて蘇ったこのルアーは、初心者からベテランまで幅広く愛用できる一本です。
スコーピオンジャーク90の特徴
スコーピオンジャーク90は、初代JMのシャープなシルエットを踏襲しつつも、内部構造を一新することで飛距離とアクション性能を大幅に向上させています。搭載されたジェットブーストは、キャスト時の空気抵抗を最小限に抑え、向かい風や横風の中でも安定した飛びを実現します。アクションは幅広いリトリーブスピードに対応し、破綻することなく最後までしっかりと泳ぎ続けます。さらに、シンキングとサスペンドの2タイプをラインナップし、状況に応じた使い分けが可能です。シンキングモデルはフォール中にもボディを震わせながらアピールし続け、サスペンドモデルは中層で静止して追尾する魚に食わせの間を与えます。また、かつての名カラー「ナチュラル」を現代技術で復刻したイブシカラーは、鈍く艶やかな輝きでプレッシャーの高い状況でも効果的に誘うことができます。
スコーピオンジャーク90の使い方
基本的な使い方はジャークとストップを組み合わせた動きで、まるで小魚が逃げ惑うようなアクションを演出します。シンキングモデルはカウントダウンで狙いたいレンジまで沈め、ジャーク後にフォールを入れることでバイトチャンスを増やします。サスペンドモデルはジャークやトゥイッチを加えた後、ピタリと止めることで中層に漂い、低活性の魚にも口を使わせやすくなります。特にシーバスやバスがスローな時期には、動かしすぎず、ステイを長めに取ることが効果的です。ロッドはミディアムクラス、リールはハイギアタイプが相性良く、ラインはナイロンまたはフロロカーボンを状況に応じて選びます。カラーはクリア系からチャート系まで幅広く揃っているため、水質や天候に合わせたローテーションが可能です。状況を見極めながら使い分けることで、このルアーのポテンシャルを最大限に引き出せます。
スコーピオンジャーク90のインプレ
シマノのスコーピオンジャーク90のインプレを紹介します。
今日の宍道湖かなり良し。夕方から暗くなるまでにキャッチだけで13本。しかもサイズやコンディションが良い。60クラスが数混じり、日が落ちたらいきなりの90アップ!ルアーはBAIT7と15。飽きたらスコーピオンジャーク90S。 pic.twitter.com/DMlxa1ujl4
— 嶋田仁正 (@marujin_J) June 26, 2024