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x-52のインプレと使い方

メガバスのフィネス・クランキングミノー「X-52 ACROBAT」は、過酷なトーナメントシーンやスレきったメジャーレイクに対応するために開発された、攻めのフィネスルアーです。小型ながら精密な設計が施されたこのルアーは、わずかなアクションの違いで明暗を分けるような状況でも、確実にリアクションバイトを引き出せる性能を備えています。クレバーフィッシュにこそ使いたい、まさに“稀代の曲芸師”と呼ぶにふさわしい逸品です。



X-52 ACROBATの特徴

X-52 ACROBATは、全長52mmと非常にコンパクトでありながら、その小さなボディから放たれるアクションは驚くほどダイナミックです。ストレートリトリーブではハイピッチなウォブンロールアクションを発生し、小型のベイトフィッシュのように水中でナチュラルな存在感を放ちます。一方で、ロッドアクションを加えることで、左右への不規則なイレギュラーダートやヒラウチ(フラッタリング)を連発。これにより、スローなビッグフィッシュにも軌道を読ませず、不意打ち的なリアクションバイトを誘発します。

この複雑な動きを可能にしているのが、メガバス独自の「アクティブ重心移動システム」です。従来のフィネスミノーでは得られなかった変則的な挙動が実現されており、「見えているのに食わない魚」に対しても、確実にリアクションスイッチを入れることができます。特にタフなトーナメントフィールドやハイプレッシャーのメジャーレイクでは、その効果が顕著に表れます。

ラインナップにはフローティング(3.2g)とシンキング(3.8g)の2モデルが用意されており、水深や攻め方に応じて使い分けが可能です。装備されるフックは#10のトレブルが2本で、ショートバイトも確実にフッキングできる繊細なセッティングとなっています。

X-52 ACROBATの使い方

X-52 ACROBATは、シンプルなリトリーブでも十分なアピール力を発揮しますが、その真価はロッドアクションとの組み合わせでこそ発揮されます。特にトゥイッチを交えた“誘いと変化”のあるアクションが効果的で、イレギュラーな動きによってバスの警戒心を突き崩し、リアクションバイトを誘発します。見えているけど喰わない魚や、ウィードエリアのタイトな攻略では、その操作性と反応の良さが大きな武器になります。

フローティングモデルは、シャローやカバー際での攻略に向いており、水面直下での誘いや“浮かせて喰わせる”アプローチに最適です。一方、シンキングモデルは、カウントダウンで狙いたいレンジまで沈めてから使用でき、ミドルレンジや軽い流れのあるエリアでも安定した使用感が得られます。

X-52 ACROBATは、まさに“賢い魚”を攻略するために生まれた小さな戦術兵器。フィネスながら攻撃的に仕掛けられるルアーとして、トーナメントアングラーはもちろん、一般のアングラーにも大きな釣果をもたらしてくれる一本です。プレッシャーの高い現代のフィールドにおいて、確かな結果を求めるなら、このルアーが強い味方となるでしょう。

x-52のインプレ

メガバスのx-52のインプレを紹介します。