メガバスが放つフィネス・クランキングミノー「X-48 ACROBAT」は、小さなボディに想像を超える機能性を秘めた、まさに“稀代の曲芸師”とも言える存在です。視覚的にプレッシャーの高いメジャーレイクで、なかなか口を使わないクレバーフィッシュに対して、イレギュラーな軌道とアクションで揺さぶりをかける特化型ミノーとして設計されており、近年ますます過酷さを増すトーナメントフィールドでも強力な武器となるルアーです。
X-48 ACROBATの特徴
X-48 ACROBATの最大の特徴は、わずか48mmというコンパクトボディから繰り出される変幻自在のアクションにあります。ストレートリトリーブ時にはハイピッチなウォブンロールアクションを展開し、小型ベイトフィッシュのような自然な波動で魚を誘いますが、真の魅力はその“崩し”にあります。トゥイッチを加えることで、フラッタリング(ヒラ打ち)とともに左右へのイレギュラーダートが連発され、バスに対して軌道を読ませず、リアクションバイトを強く引き出すことができます。
このアクロバティックな挙動を支えているのが、独自のアクティブ重心移動システムです。通常のフィネスミノーでは得られないほどの変則的かつ不安定な動きを意図的に作り出し、スレた魚にもアプローチできる唯一無二の動きを実現しています。クレバーフィッシュに「見切られない」ための設計が随所に詰まっており、特に高透明度のフィールドやシビアな状況下での有効性は非常に高いです。
また、X-48 ACROBATにはフローティング(2.7g)とシンキング(3.2g)の2タイプが用意されており、水深や狙うレンジ、風や流れの状況に応じて使い分けることが可能です。どちらのモデルも#10のトレブルフックを2本搭載しており、小さなバイトも確実に拾えるセッティングが施されています。
X-48 ACROBATの使い方
X-48 ACROBATの基本的な使い方は、ストレートリトリーブによる安定したウォブンロールアクションで、プレッシャーの高い状況でもナチュラルに魚を誘う方法です。特にクリアウォーターやタフコンディション下では、このシンプルなアプローチが効果を発揮します。
しかし、X-48の真価が発揮されるのは、トゥイッチやジャークを加えたとき。ロッド操作により、予測不能なダートとフラッタリングが発生し、「見えているのに喰わない魚」への最後の一押しとなります。クレバーフィッシュが反応しやすい瞬間を作り出すことで、リアクションバイトを意図的に引き出すことができるため、サイトフィッシングでも非常に有効です。
フローティングモデルはシャローやストラクチャー周りの攻めに適しており、シンキングモデルはカウントダウンでレンジを細かく調整しながら中層やディープを攻略できます。風や流れのある状況では、より安定して使えるシンキングタイプが活躍します。
X-48 ACROBATは、単なる小型ミノーにとどまらず、タフコンディションを打破するための「攻め」のフィネスルアーです。小さなシルエットに凝縮された多彩なアクションで、他のルアーでは反応しない魚を獲るための特化型ツールとして、フィールドに持ち込む価値のある一本です。
x-48のインプレ
メガバスのx-48のインプレを紹介します。
本日の1匹目はX-48で🙆♂️
安心と信頼のメガバス() pic.twitter.com/vd0LtPNsXe— ポール (@Minetopia5) September 25, 2020
初めて釣ったメガバスのルアーはX-48で、釣ったその日にロストしました。バス釣りなんてそんなものでいいんだよ。#ブラックバス pic.twitter.com/iRs2rREiMg
— レグルス (@Regulus_SGS) June 28, 2018