釣りの技術が進化し、アングラーの要求が高度化するなかで、それに応えるロッドもまた進化を遂げています。ダイワが誇るハートランドシリーズの中でも、ひときわ注目を集めるのが「772MFS-SV AGS17」、通称“震斬77 AGS”です。ハートランド誕生20周年を記念して登場したこのモデルは、かつての名作「06震斬」の精神を継承しながらも、最新技術を駆使してすべてがアップグレードされた、まさに集大成ともいえる1本です。
震斬77 AGSの特徴
このモデルの核となるのは、SVF COMPILE-Xによって構成された細身肉厚ブランクです。レジンを極限まで削減し、カーボン繊維を密に敷き詰めたこの構造により、ブランクは驚異的な軽量性と反発力を獲得しています。これにX45と3DXといった高剛性技術を組み合わせることで、ねじれやパワーロスを徹底排除し、ロッド全体のレスポンスと正確な挙動を実現。この精度の高さは、キャスト時の安定感や操作中の安心感、そしてフッキング時の力強さに直結しています。
特に注目すべきは、AGS(エアガイドシステム)の存在です。カーボンフレームによって構成されたAGSは、従来のガイドに比べてはるかに軽く、ラインからの情報を吸収することなく手元へとダイレクトに伝達します。これにより、ロッド全体の軽量化とともに、感度も飛躍的に向上。些細なバイトやボトムの変化も明確に感じ取ることができ、タフなコンディション下でも優位に立てる感覚性能を備えています。
震斬77 AGSは、ただの繊細なロッドではありません。ミノー、シャッド、クランクなどのサーチベイトはもちろん、スモラバ、ネイルリグ、ノーシンカー、さらにはテキサスリグやキャロライナリグまで、多彩なルアーに対応する汎用性を誇ります。これにより、リーダーの太さや釣り場の条件を変えるだけで、1本のロッドで様々なアプローチが可能となります。
また、遠投性能の面でも著しい進化を遂げています。従来モデルでは届かなかったエリアへのアプローチが可能となり、より広範囲を効率よくサーチできる点も見逃せません。V-JOINTやTUBULAR POWER SLIMなどの技術が融合された設計により、美しくしなやかなベントカーブを描きながらも、ブランク全体に確かなトルクを備えており、大物とのやり取りにも余裕をもって対応できる設計です。
震斬77 AGSは、ただのアップグレードモデルではなく、ハートランド20年の歩みとダイワの最先端技術が融合した象徴的存在です。その研ぎ澄まされた性能と美しいデザインは、釣りを単なる作業ではなく、感性と技術の融合とするアングラーにこそふさわしいロッドだといえるでしょう。すべてを“感じ取る”ためのロッドが、ここに完成しました。
ハートランド772MFS-SV AGS17のインプレ
ダイワのハートランド772MFS-SV AGS17のインプレを紹介します。
今後、自分がやりたい釣りに求めたもの😌
長さ•パワー•所有感・その全てを満たしてくれるロッド
ハートランド震斬772MFS-SV AGS17だと思い
頑張っている自分へのご褒美に
買っちゃいました😊
やっとここまで辿り着いた
釣具で幸せを感じるなんて🥰
バス釣りに行かんとあかんな😆 pic.twitter.com/DjwGj8RRpI— T.D🍀 (@TDBasser1) December 5, 2021
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