ハートランド721MLFS-SV AGS20のインプレ

ハートランドが生み出した数々の名竿の中でも、圧倒的な支持を誇る「冴掛」。その伝説的な感度と操作性をさらに進化させたのが「冴掛 七弐 AGS」です。従来の冴掛よりも4インチ長く設計されたこのモデルは、DAIWAの最先端テクノロジーを惜しみなく投入し、さらなる遠投性能と鋭いフッキング性能を実現しています。まさに、ハートランドの精神と最新技術が融合した一本です。

冴掛 七弐 AGSの特徴

721MLFS-SV AGS20は、その名の通り、ハートランドの名作「冴掛」をベースにしており、その完成度をさらに磨き上げるために長さ、素材、構造に大胆なアップデートが施されています。まず注目すべきは、ブランク素材に使用されているSVFコンパイルX。カーボン繊維を高密度に巻き上げ、レジンの使用量を極限まで削減したこのブランクは、驚くほどの軽さと高感度を実現しながらも、しっかりとした張りと反発力を併せ持っています。

従来モデルより4インチ長くなったことで、遠投性能が大幅に向上し、今まで届かなかったポイントへのアプローチが可能になりました。しかも、ただ長くなっただけではなく、ロッド全体のしなやかさとバランスは絶妙に設計されており、繊細なティップと粘りのあるバットが生み出すトルクフルなキャストフィールは、操作するたびに「釣れる道具」であることを実感させてくれます。

感性領域設計システム(ESS)により、ロッドが曲がった際に発生するひずみエネルギーを精密に解析し、人間の感性にフィットする理想的な反発スピードを実現。フッキング時には一瞬のチャンスを逃さず、確実にバスの口を捉える鋭さを持ち、巻き合わせでもフックがしっかりと入る掛け調子の特性を最大限に活かしています。

また、ガイドにはAGS(エアガイドシステム)を採用。カーボン素材で構成されたこのガイドは、従来のチタンガイドに比べてはるかに軽量かつ高剛性で、微細なラインの振動すらブランクに正確に伝えることができます。キャスト時の振り抜きの良さ、ルアーの操作性、そしてバイト時の感度の鋭さすべてにおいて、このAGSが非常に重要な役割を果たしています。

継ぎ部にはV-JOINT αを採用し、ワンピースロッドに匹敵するほど自然な曲がりとパワーロスの少なさを実現。さらに、CWS(カーボンラッピングシステム)やAIR SENSOR SEATなどの細部にも抜かりはなく、軽量化と操作性の向上に貢献しています。

冴掛 七弐 AGSは、繊細な操作が求められるフィネスフィッシングはもちろん、ロングディスタンスの釣りにも対応できる懐の深さを持ったロッドです。名作冴掛の名に恥じない完成度を誇るこのモデルは、ハートランドファンはもちろん、すべてのスピニングアングラーに試してもらいたい一本です。感度、操作性、遠投性能という三拍子が揃った冴掛 七弐 AGSが、新たな釣果と感動をもたらしてくれることでしょう。

ハートランド721MLFS-SV AGS20のインプレ

ダイワのハートランド721MLFS-SV AGS20のインプレを紹介します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました