ケイテックのハイパースパイダーは、フィネススタイルでありながら力強さを兼ね備えた「ストロングフィネス」という新しい提案を形にしたスカーテッドワームです。かつてシリコンスカート仕様のスモールラバージグが普及する前から支持を集めていたリトルスパイダーのコンセプトを継承しつつ、現代のタフ化したフィールドに最適化。サイズは3.2インチ、自重約5gと扱いやすいボディでありながら、その存在感は想像以上に強く、アングラーの新しい武器として高い注目を集めています。
ハイパースパイダーの特徴
最大の特徴は「ジャギースカート」と名付けられた独自のスカートデザインです。甲虫の脚を思わせる16本のスカートは太さと張りを持たせることで、水中でそれぞれが独立して動き、複雑な波動を発生。まるで生命体のような存在感でバスを強烈に惹きつけます。
さらに、デルタ状にデザインされたフラットヘッドは、上下のロッドワークを加えると扇をばたつかせるような乱水流を生み出し、その力が2本の爪(フラップアーム)に伝わることでより力強い水押しを実現します。アームにはケイテックの代表作「クレイジーフラッパー」で完成されたフラップ形状を採用。フォールでもスイミングでも着水直後から即座に起動し、ねじるように水を攪拌して強烈なアピールを発揮します。
また、リトルスパイダーとの違いは明確で、より強い存在感を持たせた設計となっているため、両者を使い分けることで幅広い状況に対応可能。小型ながらも力強いアクションを実現し、タフな状況でも魚を引き出すポテンシャルを秘めています。
ハイパースパイダーの使い方
ハイパースパイダーはリグの汎用性が非常に高く、ジグヘッドリグ、テキサスリグ、フットボールジグヘッドリグ、フリーリグ、さらにはリーダーレスダウンショットリグなど、多彩なセッティングで活躍します。
ジグヘッドリグでは中層スイミングやボトムバンプで、スカートとフラップが複雑な波動を発し、魚の反応を引き出します。フットボールジグヘッドにセットすれば、ボトムを叩きながら存在感のあるアクションを演出でき、特にハードボトムエリアで効果的です。フリーリグやダウンショットではフォール中の強いアピールが光り、ナチュラルな誘いとリアクション要素を同時に実現します。
推奨フックサイズはストレートまたはナローギャップ#1/0で、フックセットも容易。強いアクションを生み出しながらも、カバー周りでも扱いやすい点も魅力です。
このようにハイパースパイダーは、フィネスでありながらストロングな存在感を発揮する新しいスカーテッドワームです。タフな現代のフィールドにおいても確実に魚を引き寄せ、アングラーの強力な切り札となる一本といえるでしょう。
ハイパースパイダーのインプレ
ケイテックのハイパースパイダーのインプレを紹介します。
シルバーウルフAIR復活&
ハイパースパイダー初魚。
強くて美しい、いい魚です😄#沖縄 #チニング#ゴマフエダイ#マングローブジャック#SILVERWOLFAIR#ハイパースパイダー pic.twitter.com/k1O9vZ3XPk— ジグザグ。 (@4939xxx) November 25, 2022
ハイパースパイダー❗️やりました❣️#浜名湖 #チニング pic.twitter.com/FsyD69wBfk
— Yukio (@Superbike1098s) September 8, 2022