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ラオラのインプレと使い方

浅いレンジの攻略において、速すぎないフォールと確かな存在感を兼ね備えたバイブレーションプラグは貴重な存在です。ハイドアップのラオラは、そうした条件を満たすために開発された攻撃型バイブレーションでありながら、繊細なアプローチも可能にするルアーとして、多くのアングラーから高い評価を受けています。吉田秀雄氏の実戦経験から導き出された答えが詰め込まれたこのルアーは、シャロー攻略のための理想的な設計が施されています。



ラオラの特徴

ラオラは全長65mm、重さ約17.6gのシンキングタイプで、定重心設計を採用。キャスト時には安定した飛行姿勢を保ち、驚くほどの遠投性能を実現しています。加えて、着水後の立ち上がりが早く、瞬時にスイム姿勢を整える設計により、糸絡みのトラブルを最小限に抑えつつ、テンポの良い釣りを可能にしています。

ボディ構造にも細やかな工夫が施されており、腹部の膨らみがローリングアクションを生み出し、視覚的にも太さと柔らかさの錯覚を与える効果があります。これにより、バスにとって自然なベイトフィッシュのような印象を与え、口を使わせる確率を高めています。

特に注目すべきは、重めのウェイトを持ちながらも、スローにフォールするセッティングです。腹部の膨らみによる浮力と、内部ウエイトのバランスにより、水平に近い斜め姿勢でゆっくりと沈下していくため、ウィードが多く伸びたシャローでもストレスなくリトリーブ可能。浅いレンジをナチュラルに攻められることで、従来のバイブレーションでは攻めきれなかったゾーンにも対応できます。

ラオラの使い方

ラオラは、ただ巻きによる使用が基本ですが、その最大の効果を発揮するのは、シャローレンジでのスローリトリーブとフォールを織り交ぜた使い方です。特に、ウィードエリアやボトムに障害物が多いフィールドでは、フォールスピードを抑えつつも重みのある操作感を維持できるため、ラインテンションを保ったまま丁寧に探ることができます。

対ボトム角度を45度に設定したヘッド形状は、まるでリップがあるかのようなスナッグレス性能を発揮し、根掛かりのリスクを抑えながら積極的にストラクチャーを攻めることが可能です。また、フロントフックには#6サイズを採用し、ウィードレス効果を高める工夫も施されています。

シャローのタフなコンディション、あるいは速巻きでは見切られてしまうような繊細な状況でも、ラオラは確実に存在感を出しつつ、バイトに繋げられるバイブレーションです。ウィードの向こうに潜むバスを仕留めるための、実戦型ルアーとしての完成度は非常に高く、シャロー攻略の新たなスタンダードとなり得る一本です。

ラオラのインプレ

ハイドアップのラオラのインプレを紹介します。