ポイズングロリアス267UL+のインプレ

バスフィッシングの世界では、ロッドの性能が釣果を大きく左右します。中でも「i字系」と呼ばれるナチュラルなワームアクションを駆使する釣りにおいて、ロッドの繊細さと飛距離性能の両立は至上命題と言えるでしょう。そんな高次元の要求に応えるために開発されたのが、シマノのポイズングロリアス267UL+です。トーナメントで勝つことを目的に生まれたこの一本は、釣り人の技量を最大限に引き出し、あらゆるフィールドで確かな成果をもたらします。

ポイズングロリアス267UL+の特徴

シマノとジャッカルが共同開発したポイズングロリアス267UL+は、i字系ワーミングの専用機として設計されたスピニングロッドです。開発にあたっては、ロッドの長さやパワー、ガイドセッティングといったあらゆる要素が徹底的にテストされ、数多くのトライ&エラーの末に完成しました。最大の特徴は、キャスト時にワームが切れることなく、かつ可能な限りのロングキャストを実現するチューンが施されている点です。これにより、広範囲を効率よく探れるだけでなく、プレッシャーのかかったバスにもナチュラルにアプローチできます。

また、第三世代へと進化したポイズングロリアスシリーズの一員として、267UL+にはシマノの最新テクノロジーが惜しみなく注ぎ込まれています。中でも「スパイラルXコア」や「NEW UBD(アルティメットブランクスデザイン)」の採用により、ロッド全体のシャープさと粘りが両立されており、軽量でありながらもしっかりと魚を掛けるパワーを持っています。さらに、リールシートやグリップにはカーボン一体成型の「フルカーボンモノコックグリップ」が搭載されており、従来のロッドにはない高感度とバランスを提供。操作性に優れ、長時間の釣行でも疲れにくい設計になっています。

持ち重りを感じさせない「真の軽さ」も267UL+の魅力のひとつです。ロッドを立てて使うか、寝かせて誘うかなど、アングラーのスタイルに応じて最適なバランスを実現。単なるスペック上の数値では表現できない、体感的な軽さと扱いやすさがこのモデルには備わっています。

価格は59,900円から66,200円(税別)と、ハイエンドモデルにふさわしい設定ですが、その性能と品質を考えれば十分に納得できる内容です。細部にまでこだわり抜かれた設計と、最新技術の融合によって生まれたこの一本は、バスフィッシングに新たなスタンダードをもたらす存在と言えるでしょう。

ポイズングロリアス267UL+のインプレ

シマノのポイズングロリアス267UL+のインプレを紹介します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました