エクスプライド261SUL+のインプレ

繊細なシェイクアクションが求められる場面で、確かな操作性と感度を発揮する一本として注目を集めているのが、シマノのエクスプライド261SUL+です。軽量リグに特化したこのロッドは、現代のバスフィッシングシーンで主流となりつつあるフィネススタイルに対応するために開発されました。特にホバストやミドストといったテクニカルな中層攻略、さらには根がかりの少ないポイントでのネコリグやダウンショットリグにおいても、高い実釣性能を誇ります。

エクスプライド261SUL+の特徴

エクスプライド261SUL+は、シェイキングアクションに特化した「エキサイトトップ」をティップ部に搭載していることが最大の特徴です。このエキサイトトップは、ラインスラックを自動的に生み出すことで、リグに自然なローリングアクションを加え、中層に浮かぶバスへのアプローチをよりナチュラルに、かつ効率的に行うことを可能にしています。3〜4インチ程度のワカサギ系ベイトフィッシュをイミテートする場面において、最もその真価を発揮します。

ティップからベリーにかけての柔軟なセッティングは、リグ重量3/64〜3/16ozという軽量レンジでのシェイク操作を非常にしやすく設計されています。これにより、わずかな力でティップを振るわせるだけで、ラインスラックが発生し、リグがゆらゆらと中層を漂うようにアクションしてくれるため、バスに違和感を与えることなく食わせることができます。

さらに、このモデルにはシマノ独自のカーボンモノコックグリップが採用されています。従来の構造に比べて約10%以上の軽量化を実現し、リアグリップの一体成型により水中の情報をダイレクトに手元に伝えることが可能です。微細なバイトやボトムの変化も鋭敏に感じ取れるため、集中力の持続にも繋がり、より精密な釣りが展開できます。また、エッジタイプ形状を採用することでキャストの安定性も向上しており、繊細なルアー操作においても高いパフォーマンスを発揮します。

リールシート部には滑りにくいマットラバーコーティングが施されており、濡れた手でもしっかりとグリップできる安心感があります。加えて、リアグリップやブランクス元部にもマットフィニッシュを採用するなど、全体の質感と操作性の両立が図られています。ロッドに刻まれたコンセプトとアイテム名の印字も、現場での即時セレクトを可能にする配慮が光ります。

エクスプライドシリーズは、フィネスからパワーゲーム、さらにはビッグベイトまでを網羅する多彩なラインナップを誇りますが、この261SUL+はまさにライトリグの繊細な操作を追求するアングラーにとって理想的な一本です。軽量かつ高感度、そして操作性に優れたこのロッドは、ミドストやホバストに限らず、あらゆるフィネスシーンで活躍する頼れる存在となるでしょう。エクスプライドの名にふさわしいパフォーマンスが、この一本に凝縮されています。

エクスプライド261SUL+のインプレ

シマノのエクスプライド261SUL+のインプレを紹介します。

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