バスフィッシングにおいて、ボトムを意識したリアクションの釣りは年間を通して有効な戦略の一つです。その中で、広範囲を効率良く探れる“横の動き”に特化し、かつボトムとのコンタクトに重点を置いたルアーとして注目されているのが「ノッキンジョー」です。ユニークな形状と多機能な設計によって、攻めのボトムゲームをより確実なものへと導いてくれます。
ノッキンジョーの特徴
ノッキンジョーの最大の特徴は、突き出た“顎”にあります。この構造により、リトリーブ時にはボトムを叩くように動き、常に底を意識させる軌道を描きます。水中の岩やハードボトムと接触することで音と振動を生み出し、リアクションバイトを誘発。まさに“ボトムノック特化型”という名称にふさわしい構造です。
サイズは58mm(1/2oz)、52mm(3/8oz)、46mm(1/4oz)の3種類がラインナップされており、フィールドやバスの活性に応じた使い分けが可能です。それぞれのサイズが持つウエイトバランスはキャスト性能にも優れ、遠投が必要な状況でも高いパフォーマンスを発揮します。
さらにノッキンジョーは、ボディに設けられた3つのラインアイを使い分けることで、アクションやレンジを自在にコントロールできます。フロントのアイでは浅いレンジでのファーストリトリーブ、中間のアイではミディアムレンジをキープしつつ安定した泳ぎを実現。リアのアイを使えばリフト&フォールのような縦のアプローチに切り替えることが可能で、シチュエーションに応じた多彩な攻めが可能です。
フックにはSD-36のダブルフックを標準装備しており、根掛かりリスクを軽減しながらもしっかりとフッキングに持ち込めるバランスの良い仕様となっています。
ノッキンジョーの使い方
ノッキンジョーは、横方向のリトリーブを基本としつつも、ボトムをしっかり意識させる操作が有効です。リトリーブスピードをコントロールするだけで、ボトムをノックしながら泳ぐ姿勢を維持できるため、ブレイクラインやフラットエリアを効率的にサーチできます。
ボトムの感触を確かめながら巻くことで、ストラクチャー周辺やウィードエッジの輪郭を捉えやすく、地形変化に潜むバスをピンポイントで狙うことができます。ときにはロッドを立ててトレースラインを調整することで、スタックを回避しながら引き続けることも可能です。
また、リアのアイにセットして使えば、リフト&フォールでのバーティカルな攻めにも対応します。顎部分が着底時にしっかりとボトムを叩き、跳ねるようなフォールアクションが自然に演出されるため、縦の動きに反応するバスにも強力なアプローチが可能です。
ノッキンジョーは、構造・設計・実用性のすべてにおいてバランスが取れたボトム特化型バイブレーションです。単なる“投げて巻くだけ”ではない、戦略的なボトムゲームを展開するうえで、信頼できる一本としてタックルボックスに加えておきたいルアーです。
ノッキンジョーのインプレ
ジャッカルのノッキンジョーのインプレを紹介します。
今日は午後からまーもと五三川に。
まーもはノッキンジョーでキャッチ。
僕はフォローで、チャビーバイブのフィネスリアクションチューン(板オモリ貼り)でキャッチ。
冬っぽい釣りでのローテ。
チャビーの軽さは、プレッシャーかかってくると強い。#ノッキンジョー #チャビーバイブ pic.twitter.com/cfldR0F2FH— 水野 浩聡 (@Hiroaki__Mizuno) December 11, 2018
ブーストのようなちょうど良い強さを、今回自分が持ち込んだルアーで近いことができないかと試行錯誤して、ノッキンジョー1/4ozをロッドを上げた状態でボトムキープしてトロ巻き。
ええの食った‼︎でもフックの掛かり方が全く違うことから、この場のバスの状態と傾向が読み取れる。
種類は大事☆ pic.twitter.com/xnKZ6qGdgA— 水野 浩聡 (@Hiroaki__Mizuno) December 23, 2018
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