バスフィッシングにおけるブルーギルパターンの切り札として名高いビッグベイト「ガンタレル」は、その存在感とアクションで全国のフィールドに旋風を巻き起こしてきました。リアルなブルーギルフォルムと圧倒的な威圧感で、ただの模倣では終わらない“食わせ”と“威嚇”の二面性を持ち合わせた本格派のジョイントベイトです。160mm、70gというサイズ感は決して扱いやすいとは言えませんが、その分バスへのインパクトは絶大で、ひとたびスイッチが入ればド派手なバイトでアングラーを魅了します。
ガンタレルの特徴
ガンタレルは、見た目からアクション、実釣性能に至るまで、徹底的にブルーギルを模した専用設計がなされています。フラットでボリュームのあるボディ形状は、水中でのシルエットがしっかりと際立ち、バスの視認性を高めるだけでなく、威嚇対象としての存在感も抜群です。実際にブルーギルを捕食していないシーンでも、テリトリー意識や反射的な攻撃本能を引き出し、リアクションバイトへと持ち込む力があります。
アクション面では、ただ巻きでもナチュラルなスラロームを描くように設計されており、特別な操作を加えずとも自然にバイトチャンスを演出することができます。しかし、ガンタレルの真骨頂は、リトリーブ中にロッドアクションを加えたときに現れます。トゥイッチを入れることで180度以上の回転、通称「振り向きターン」が発生。この動きは、バスに対してまるで挑発するかのようなアピールとなり、チェイスで終わりそうな状況から一転、喰わせに持ち込むことが可能です。
また、胸ヒレが水を受けて安定感とブレーキ効果を生み、テールにはアシストアイが搭載されており、シンカーやアシストフックなどの装着にも対応。ラインアイにはベアリングスイベルを採用し、ファイト中のラインブレイクやバラシを軽減する設計が施されています。
ガンタレルの使い方
基本的な使い方はスローリトリーブです。広範囲を探る場合にはただ巻きでナチュラルなS字アクションを活かし、岸際やストラクチャー周辺ではトゥイッチを加えてアピール力を高めましょう。特に有効なのは「チェイスがあるが喰わない」といった状況で、振り向きターンを織り交ぜることでバスのスイッチを強制的に入れることができます。
また、水面直下を引くことができる浮力設定となっているため、シャローエリアや立木、ウィードエッジなど障害物の多いポイントでも根掛かりを気にせず攻めることが可能です。意外性のあるポイントでこそ、このルアーのポテンシャルが際立ちます。
70gという自重はある程度のヘビーロッドが必要になりますが、その重量があるからこそ遠投性能も高く、広いエリアでも存在感を発揮することができます。バスとのやり取りも迫力満点で、一発大物を狙うアングラーにとって欠かせない一品です。
ガンタレルは、ブルーギルを捕食しているかどうかに関わらず、バスの本能を刺激してバイトに持ち込む“誘い”の能力に優れたビッグベイトです。視覚、動作、そして挑発——すべての要素が揃ったその性能は、タフな状況でも頼れる一投を約束してくれることでしょう。
ガンタレルのインプレ
ジャッカルのガンタレルのインプレを紹介します。
ガンタレルでガン飛ばしておきました😎 pic.twitter.com/bfDVLFQtY1
— 加木屋 守 (マーモ) (@ma_mo_s) April 29, 2021
すずよさんのポスト見てガンタレルしか持って来てないからとりあえず投げてみた👍
サイズは野池アベレージだけど釣れました😆
次はチビタレルも持ち込みます🫡 pic.twitter.com/ZxuSW0p5SS
— はなっぺ (@HANANEKO1213) April 20, 2025
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