バスフィッシングにおいて、「見せて釣る」ルアーとしての真価を発揮する存在がオーバーリアル63ウェイクです。このルアーは、硬質素材と柔軟素材を絶妙に組み合わせたハイブリッドジョイント構造を持ち、トップウォーターから水面直下のナチュラルな演出において群を抜く実力を誇ります。繊細な波紋と動きでバスのスイッチを入れるこのルアーは、視覚的にも嗅覚的にもバスの捕食本能を刺激し、特にプレッシャーが高い状況でも確実なバイトへと導いてくれます。
オーバーリアル63ウェイクの特徴
オーバーリアル63ウェイクの最大の魅力は、そのナチュラルさにあります。63mmというスリムで控えめなボディサイズは、ワカサギなど小型ベイトを意識しているバスに強烈に訴えかけるフォルムであり、加えて胸元と尾部に装着された特殊繊維が、水流や風に反応して生命感を伴ったナチュラルな揺らぎを発生。特にデッドスティッキング時には、この繊維がまるで生き物のように動き、止めているだけでもバイトを誘発する力を持ちます。
リトリーブ速度に応じてルアーの表情を変えるのも特筆すべきポイントです。デッドスローでは繊維のみが水を掻き、i字系の水面引きを演出。スローリトリーブではフロントのウォブンロールがリアのクネリを引き出し、複雑な波紋を水面に残しながらバスの注意を引きます。さらにショートトゥイッチではリップがしっかり水を掴み、絶妙な首振りを演出。この時のアクションは、まるで弱ったベイトフィッシュが水面でもがいているかのようで、捕食スイッチが入りやすいタイミングを作り出します。
また、シェイクによる誘いでは、微細な波紋を伴って虫系の動きも再現可能であり、水面に落ちた小動物を模した誘い方にも対応できます。こうした点と線の釣りを自由自在に切り替えられる操作性の高さが、オーバーリアル63ウェイクの奥深さを際立たせています。
オーバーリアル63ウェイクの使い方
オーバーリアル63ウェイクの基本操作は、風や流れを味方につけたデッドスティッキングです。アクションさせずにただ浮かせておくだけでも、特殊繊維が自然に揺れて魚にアピールします。これは、プレッシャーのかかったバスにも効果的なアプローチであり、ハードルアーでありながらソフトルアーのような“待ち”の釣りが可能です。
デッドスローからスローリトリーブでは、水面直下をi字系に引きつつも、リアの柔らかな揺れによってバイトチャンスを増幅。ここではロッドアクションを加えず、ラインテンションだけで操作するのが効果的です。トゥイッチを加えることで水面でもがくようなアクションに切り替えることができ、変化に富んだアプローチが可能になります。特にボイルや追尾が見られる状況では、このスイッチングがキーとなります。
推奨されるタックルはスピニングタックルで、6〜7フィートのUL〜Lパワーのロッドに、ナイロン4〜6lb、フロロ3〜4lb、あるいはPE0.4〜1.0号を使用し、リーダーにはフロロまたはナイロン4lb程度が適しています。軽量なボディでありながらも確実にキャストできるこのセッティングによって、繊細な操作と狙ったポイントへの正確なキャストを実現します。
オーバーリアル63ウェイクは、水面に浮かべておくだけでも成立するという新次元のウェイクミノーです。従来のルアーの常識を超え、視覚・波動・フラッシングを高次元で融合させたこのルアーは、タフコンディションのフィールドで真価を発揮し、アングラーに確かな成果と感動をもたらしてくれます。
オーバーリアル63ウェイクのインプレ
OSPのオーバーリアル63ウェイクのインプレを紹介します。
津風呂湖の朝イチはオーバーリアル63ウェイクのコールアップゲームが最高に面白い😎
【タックル】
ロッド:#SOS63UL
リール:#コンプレックス2000HGS
ライン:#デッドオアアライブPE X4 0.2 4号
リーダー:#ライトゲームリーダー 4lb
ルアー:#オーバーリアル63ウェイク pic.twitter.com/dk1787P8DG— 千田 隆喜@U-30&over31トーナメント主催者 (@takaki_0706) August 15, 2022
O.S.Pプロスタッフ・オリキンが山梨県西湖でグッドサイズをキャッチ!ルアーはオーバーリアル63ウェイク。弱ったワカサギが浮いてくるシーズンにベストなルアーです。アクションはステイ。誘いのトゥイッチはごく僅かに!皆様もGW釣行にはオーバーリアルをお忘れなく! pic.twitter.com/som4tHm3PP
— O.S.P Official (@OSP_tweets) April 27, 2018