エビを主食とするバスをターゲットに、外見・動き・音すべてにおいて甲殻類を徹底的に追求したルアーが「ヴィラル70」です。これまでトーナメント現場で積み上げられてきた経験と感覚から導き出された、まさにエビパターン特化型のダブルスイッシャーと言えます。バスがエビを意識するシーズンやフィールドで、その実力を遺憾なく発揮してくれることでしょう。
ヴィラル70の特徴
ヴィラル70は、70mm・5.6gというコンパクトなスロ―シンキング設計で、ただ巻くだけでバスの本能を刺激する設計となっています。最大の特徴は、見た目とアクションが完全にエビに特化されている点です。まず目を引くのが頭部に取り付けられたシリコンラバーの“ヒゲ”。これは視覚的にエビをイメージさせるだけでなく、スイミング時の水平姿勢を保つための機能性も担っています。頭上がりを防ぎ、自然な姿勢を維持することで、リアルな“泳ぐエビ”の再現に成功しています。
さらに、フェザーフックにも意味があります。フロントはエビの腹肢を模し、リアフックと連携して姿勢の安定に貢献。いずれも細部までこだわり抜かれており、ただの装飾ではなく機能的にデザインされています。水平姿勢をキープする設計により、速巻きしても姿勢が崩れることなく、真っ直ぐ安定して泳ぎ続ける抜群の安定性を誇ります。
そしてもう一つ特筆すべきは、独自形状のペラ。センターにクローバー型の穴を持つ金属製ペラは、他のスイッシャーでは再現できない「シャリシャリ」という金属摩擦音を発生させます。この音は、水中の甲殻類が発するかすかな音を模しており、まさに“音までもエビ”というコンセプトの象徴です。しかも、このペラは超低速リトリーブでもしっかり回転し、アピール力を保ったまま使えるのも魅力の一つです。
ヴィラル70の使い方
ヴィラル70の操作はとてもシンプルです。ただキャストして、ゆっくり一定速度で巻くだけ。特に意識すべきポイントは、ストラクチャーのキワをタイトに通すこと。護岸、アシ、杭、テトラ、立木、ゴミ溜まりなど、エビが潜んでいそうなストラクチャー周辺を狙って通すことで、エビを捕食しているバスに高確率でアピールできます。
この「ただ巻き」アプローチが効果的なのは、ヴィラル70自体が非常に優れたルアーパワーを持っているからこそ。巻けば自動的にエビのように泳ぎ、エビのような音を出し、水平姿勢を保ったまま泳ぎ続ける。だからこそ難しいテクニックは不要で、誰でも簡単に使えて高い釣果を期待できるのです。
特に有効なのはアフタースポーン期。この時期のバスはエビを主な捕食対象とする傾向が強く、ヴィラル70のようにエビに特化したルアーはそのニーズに完璧に応える存在です。もちろん、ベイトフィッシュを狙うバスにも有効で、甲殻類ライクなアプローチはプレッシャーの高いフィールドでもバスの警戒心をうまくかわしてバイトに持ち込む力があります。
エビパターンの切り札として、「ヴィラル70」は一つ持っておいて損はないルアーです。難しく考えず、まずは一定にゆっくり巻いてみてください。きっと、そのパフォーマンスに驚かされることでしょう。
ヴィラル70のインプレ
イマカツのヴィラル70のインプレを紹介します。
ちょっと野池へ🎣
ヴィラル70とブレーバースリムで2本🤭
魚の反応が良くなってきたなぁと感じるけど、でかいのが混ざらない🥲
掛けてもしゃがめないから取り込みに困っちゃう🤣#イマカツ#ヴィラル70s#ボトムアップ#ブレーバースリム8 pic.twitter.com/3dkXz3t4dh
— はなっぺ (@HANANEKO1213) June 6, 2025
雨の中短時間☔釣行🎣
バイトはあるものの、乗らず😣ルアーを変えてカバー横を丁寧にアプローチしたら出た1本🙄サイズはないけど素直に嬉しい‼️#イマカツ#ヴィラル 70 pic.twitter.com/VFgkm6QKkm
— はなっぺ (@HANANEKO1213) October 18, 2024