フロッグゲームにおいて新たな基準を打ち立てる存在として登場したのが、スケーティングフロッグです。カバーゲームの象徴ともいえるフロッグですが、従来のモデルではそのサイズ感やアクションの単調さがネックとなり、せっかくのチャンスを逃すこともしばしばありました。そんな悩みを一掃し、ヘビーカバーからオープンウォーターまで、あらゆるシチュエーションで信頼して投入できる実戦特化型フロッグとして設計されたのがこのルアーです。
スケーティングフロッグの特徴
スケーティングフロッグは、まずサイズとボディ形状に注目すべきです。59mmというコンパクトサイズながら11gのウェイトがあり、ヘビータックルでの正確なキャストを可能にする十分な飛距離性能を確保しています。そして何より、フロント部をスリムに設計したことで、従来のフロッグにありがちなフッキングミスやバラシの多さを劇的に改善。ミディアムクラスのバスでさえ確実に口元をとらえられる設計です。
アクション性能も非常に高く、ただ水面を叩くのではなく、多彩な動きでバスにアピールします。スラッピングアクションに加え、ドッグウォーク、180度ターンのスキーイング、さらには軽いジャークでのダイブも可能。アメリカ製に多く見られる上下動メインの動きとは一線を画す、多面的なアクションが誘いの幅を広げています。特にスリムボディによるスキーイングは小魚を模した動きとして機能し、カエルが生息しない季節やフィールドでも自然にバスの本能を刺激することができます。
スケーティングフロッグの使い方
スケーティングフロッグはヘビーカバーへのアプローチはもちろん、オープンウォーターでの使い勝手も良好です。基本的には、カバー周りでのドッグウォークやスラッピングでアピールし、ピンポイントでバイトを狙います。オープンな場所ではスローなスキーイングで広範囲に探ることができ、見切られにくい多彩なアクションで食わせのタイミングを演出できます。
さらに、リアのアシストワイヤーにブレードを装着することで、フラッシングと水音によるアピール力を高め、バイトマーカー的役割も果たします。ストレートリトリーブではブレードがタイトウォブリングを伴って動き、類を見ないアクションで魚を誘います。また、縦アイ仕様のアシストワイヤーはWフックにも対応しており、フッキング率の向上にも貢献します。
推奨タックルは、6.6フィート以上のミディアムヘビーロッドと、フロロカーボン16〜25ポンド、ナイロン20〜30ポンド、またはPE46〜80ポンドのラインとの組み合わせが最適です。
スケーティングフロッグは、ただのカバー攻略用ルアーではなく、誘いのバリエーションとフッキング性能の両立により、現代の複雑なフィールド環境において圧倒的な対応力を発揮するフロッグルアーです。フィネスに寄りすぎず、それでいて繊細に攻められるこのバランスは、まさにフロッグゲームの新基準と言えるでしょう。
スケーティングフロッグのインプレ
OSPのスケーティングフロッグのインプレを紹介します。
今日は4本
スケーティングフロッグで2本
ドライブスティック3inchノーシンカーで46cm
久しぶりにバス釣ったきがする(笑) pic.twitter.com/nJ1F9e4bSZ— 平野貴大 (@1204bass1) May 19, 2017
スケーティングフロッグ🐸
風強すぎてうまく操れない笑 pic.twitter.com/QUqYBaUX8C— 北田 朋也 (@kasuminotomotti) May 4, 2018