バスフィッシングにおいて、ブルーギルの存在がバスの行動パターンに与える影響は非常に大きく、特にギルが多く集まる場所ではトップウォーターの有効性が際立ちます。そんなシーンに向けて設計されたのが、「ギルトップ」です。ブルーギルが生息するレイクをメインターゲットに、障害物周りを果敢に攻め切れる性能と、バスを水面まで引き上げる力強さを併せ持つこのルアーは、まさにギルパターンを制するためのトップウォータープラグです。
ギルトップの特徴
ギルトップは、ウッド素材ならではの独特な浮力と着水音を活かしながら、大きめのポップ音を生み出す構造となっています。注目すべきはそのアクションで、ストロングジャークによって生じる力強いポップ音のあとも、ルアーが大きく移動することなく、まるで起点に戻るような一点集中型の動きを実現しています。この動きは、ただ広範囲にアピールするだけでなく、その場で長くバスの目を引きつけることができるため、スレたフィールドでも特に効果的です。
また、80mmというサイズ感は、ブルーギルを模したシルエットとして非常にナチュラルで、30gクラスの重量により遠投性能にも優れています。多少水深のあるレンジからでも、バスを縦方向に引き上げる力があり、障害物の周りやウィードホールの上でポッピングを繰り返すことで、反応を引き出しやすくなっています。
さらに装着されているダブルフックは、立木やブッシュなどの複雑なカバーにも強く、引っかかりを恐れずに攻めることができます。加えて、扁平なボディ形状との組み合わせにより、フッキング率の高さも実現。フッキングの難しい状況下でもバイトをしっかりと捕らえることができ、実戦において大きなアドバンテージとなります。
ギルトップの使い方
ギルトップは、ストロングジャークによる大きめのポップ音を中心とした使用が基本です。力強くジャークした際のポップ音は水中深くまで響きやすく、深場にいるバスの注意を水面へと引き寄せる効果があります。そして、一点で動かずにアピールを続けるこのルアー特有のアクションが、バスにじっくりとルアーを見せる時間を与え、確実なバイトへとつなげます。
特におすすめのポイントは、ギルが密集するようなウィードホールの中心や、立木、倒木、ブッシュといった障害物の影。そこにキャストしてポップ音を響かせ、あとは短い移動距離で丁寧に誘うことで、他のルアーでは反応しきれなかった魚をもバイトへと導くことができます。また、着水直後のポーズから始めることで、警戒心の強いビッグバスに対してもナチュラルにアプローチすることが可能です。
ギルトップは、ただのポッパーではなく、障害物周りの攻略と縦方向の集魚力を両立させたトップウォータープラグです。プレッシャーの高いレイクでも、太い魚を引き出すための秘密兵器として、ぜひボックスに加えておきたい一品です。
ギルトップのインプレ
一誠のギルトップのインプレを紹介します。
明石ブランドとのコラボ!ベジテーションシリーズのギルトップ!も導入。ギルだけど、カエル風に使ってます。 pic.twitter.com/RC77qg20fC
— Takumi Ito 伊藤巧 (@takumi_no_oheya) February 11, 2018
2日間の芹川ダムは、フリップギル5インチ、フラチャット➕コギル、ジグスト、ギルトップなどギルを軸に展開を組み立てました😬
相変わらずゴギルの集魚力やばい💦 pic.twitter.com/YEO6wdnyx7— 渡邊 和哉 (@ONEPIECEkazuya) May 26, 2019