バスフィッシングにおいて、シャローエリアは常にプレッシャーが高く、バスの警戒心も強いため、ルアーにはより自然で繊細なアクションと、アングラーにとっての扱いやすさが求められます。ゼルクプティは、そんな複雑な条件下でも確実に結果を出すために清水盛三プロが生み出した、信頼のシャロークランクベイトです。オリジナルのゼルクを継承しつつ、日本のフィールドにフィットするサイズとアクションで、幅広い状況に対応するオールラウンド性能を誇ります。
ゼルクプティの特徴
ゼルクプティは、ボディサイズ60mm、重さ13gというコンパクトながらもしっかりと存在感を発揮するスペックを持ち、固定ウエイトながらも抜群の飛距離を実現しています。これは、テール部を急激に細く絞ったボディ設計により、キャスト時の姿勢が安定するためで、飛行中のブレを抑え、狙ったポイントにピンポイントで届きます。これにより、シャローでのサイレントアプローチが可能となり、バスに不必要なプレッシャーを与えません。
アクションは、ラウンドとフラットサイドの中間形状のボディによるナチュラルなロールが中心で、フラッシングによる明滅効果と水押しでバスの側線と視覚の両方にアピールします。特に、クリア〜ステインウォーターでの明滅効果が際立ち、ナチュラルながらも強い存在感を水中に残します。また、スローリトリーブでもしっかりアクションし、速巻きでも直進安定性を保つため、幅広いスピードに対応する柔軟性も魅力のひとつです。
さらに、スクエア、コフィン、ラウンドを融合させたハイブリッドリップは、障害物の回避能力に優れつつ、クセのないアクションを実現。ウッドカバーやロック、ウィード、さらには中層でも安定した引き心地と高いトレース能力を発揮します。加えて、着水直後の泳ぎ出しの早さや、カバーヒット後の素早い復帰性能も、タイトなストライクゾーンでの精密な攻略を可能にしています。
ゼルクプティの使い方
ゼルクプティは、1.1〜1.3mというシャロー〜ややミドルレンジの潜行能力を持ち、特に水深1m前後のフラットエリアや、カバーが点在するシャローエリアでの使用に最適です。リトリーブは基本的に一定速度のただ巻きでナチュラルなロールアクションが活きますが、リトリーブ中に軽くトゥイッチを入れたり、一瞬ストップを加えることで、バスのバイトを誘発しやすくなります。
特におすすめの使い方は、明滅効果を活かした晴天時のカバー際や、バスが上を意識している状況でのシャロー攻略です。また、ハイプレッシャーな状況やバスの活性が低いときにも、ゼルクプティのサイレント&ナチュラルな存在感が有効で、通常のクランクでは反応しないバスにも口を使わせることができます。
推奨タックルは、ミディアムライト〜ミディアムクラスの6〜7フィートのベイトロッドに、10〜20lbのライン。操作性とパワーのバランスを取りながら、軽快に巻き続けることができるセッティングが理想です。
ゼルクプティは、見た目の独特な形状に反して非常に素直で使いやすく、アクション・飛距離・回避性能すべてにおいて高次元のバランスを実現した一本です。タフなシャローフィールドで「釣れるクランクベイト」として自信を持って投げ続けられる、清水盛三プロ渾身のクランクです。
ゼルクプティのインプレ
エバーグリーンのゼルクプティのインプレを紹介します。
午後イチの2時間釣行
川筋の濁りが取れたので本流のバス探し。
岸ベッタリな魚をショートピッチのクランキングで。52cm 2050g
【tackle data】
Rod ロードランナー HB630LL
Reel 21カルカッタコンクエスト100
Line ザルツブラック14lb
Lure ゼルクプティ pic.twitter.com/Vzic1MM1bD— 生田 佑介(Ikuta Yusuke) (@NamaofJapan) June 19, 2023
夕方、川へ
鯉1匹。写真は割愛
水面まで高さがあり重くてぶち抜き不可能w
必死にかがんで針を外しルアー無事生還wwエバグリ ゼルクプティ
コンバットのサイレントチューンてな感じ
以外と潜る今頃気づいた
鯉釣りにはネット必須 pic.twitter.com/nmonNVnwyi— ZKi (@opt0603) January 30, 2020