ダイワの25アルファスBFTWのインプレ

ベイトリール
2025.07.14

ベイトフィネスをより高次元で楽しみたいアングラーに朗報です。ダイワの「25アルファス BF TW」は、従来の常識を覆すフィネス性能とタフさを兼ね備えた、まさに次世代ベイトフィネス機です。新たに搭載されたSS MAGFORCEとG1ジュラルミン製のφ30mmスプールによって、これまでにない低弾道かつ伸びのあるキャストを実現し、多彩なルアー操作を可能にしています。今回は、そんな25アルファス BF TWの魅力を詳しくご紹介します。

ダイワ 25アルファス BF TWの特徴

25アルファス BF TWの最大の特徴は、新開発のSS MAGFORCEを搭載している点です。このブレーキシステムは、従来の可変インダクトローターをさらに進化させ、悪条件下でも確実に作動する安定性と、コンパクトスイングでも軽快に立ち上がる高レスポンスを実現しています。スプールの立ち上がりが非常に速く、ルアーが低い弾道で鋭く飛んでいく様子は、これまでのベイトフィネス機では味わえなかった新感覚と言えるでしょう。
注目すべきは、φ30mmという新たなサイズで設計されたG1ジュラルミン製のベイトフィネススプールです。従来、軽量ルアーへの対応力を確保するためにスプール径は小さいほど有利とされてきましたが、25アルファス BF TWはφ28mmスプール並みの軽量性を維持しつつ、φ30mmに拡大することでラインキャパシティを大幅に確保。これにより太めのラインを使用したカバー攻略や、より遠投が必要なフィールドでも余裕の対応力を発揮します。ラインキャパはナイロン8lbで45m、またはPE0.6号で45〜100mと、フィネス領域にしては十分なスペックを備えています。
本体構造には、ダイワが誇るHYPERDRIVE DESIGNを採用。フレームやギア側サイドプレート、セットプレートに至るまでアルミニウム合金を用いたフルメタルハウジング仕様です。これにより、高い剛性と耐久性を両立しながら、軽さも損なわず、総重量はわずか165g。パーミング性も追求され、サイドプレートは従来モデルに比べ6%薄型化されており、手に吸い付くような収まりの良さを感じられます。
操作面では、マグダイヤルも大型化され、微調整がしやすいだけでなく、不意の誤作動も防ぐ設計が施されています。また、TWS（T-WING SYSTEM）も搭載されており、キャスト時のライン放出をよりスムーズにし、飛距離アップとバックラッシュ低減を両立しています。ラインが無駄な抵抗を受けずに放出されるため、より狙い通りのポイントへ正確にルアーを届けることが可能です。
さらに、ドラグにはUTD（アルティメットトーナメントドラグ）を採用しており、細糸でも安心の滑らかな効き出しを実現。ドラグ引き出しクリック機能も搭載され、魚とのファイト時にはラインが引き出される音で状況を把握できるため、繊細なやり取りが求められるベイトフィネスにおいて大きなアドバンテージとなります。
ギア比は6.3と8.5の2種類がラインナップされ、スローな巻きの釣りから素早い回収が必要な釣りまで対応可能です。スモールプラグの繊細なリトリーブや、スモラバを精密に撃ち込む釣りなど、あらゆるフィネスアプローチに応えてくれるでしょう。
ダイワ 25アルファス BF TWは、ただ軽いだけのフィネスリールではありません。超軽量ルアーのキャスト性能と、ビッグフィッシュをも視野に入れたタフさを兼備する、まさにベイトフィネスの新しいスタンダードといえる存在です。これからのフィネスゲームを大きく進化させる1台として、多くのアングラーに手に取ってほしいリールです。

25アルファスBFTWのインプレ

ダイワの25アルファスBFTWのインプレを紹介します。

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