軽量ルアーを自在に操るベイトフィネスの世界は、ここ数年で飛躍的な進化を遂げてきました。その最前線を走るのが、ダイワの「SS AIR TW」です。誕生から10年を迎えたSS AIRが、新たなブレーキシステムや革新的テクノロジーをまとい、大幅な進化を遂げて帰ってきました。ベイトフィネスを愛するアングラー必見の一台、その魅力を詳しくご紹介します。
ダイワ SS AIR TWの特徴
SS AIR TWの最大の革新は、ダイワが新開発した「SS MAGFORCE」というブレーキシステムの搭載です。従来のマグネットブレーキの概念を超えたこのシステムは、ルアーの飛行中にインダクトローターが状況に応じて絶妙に作動し、キャスト初速の制御から後半の伸びまでを緻密にコントロールします。そのため、ピッチングでもフルキャストでも、低弾道で鋭く伸びるキャストが実現可能です。従来のベイトフィネス機ではバックラッシュ回避のために強めざるを得なかったブレーキ設定を抑えられ、トラブルレスと飛距離を高いレベルで両立できます。
搭載するスプールは、ダイワ史上最軽量・最も低慣性を誇るΦ28mm G1ジュラルミン製のAIRスプールです。ユニット全体の重量はわずか5.8gと驚異的な軽さで、従来のAIRスプールからさらに約9%軽量化され、7%以上低慣性化しています。この極限まで軽く仕上げられたスプールは、極小ワームリグなどわずか数グラムのルアーでも軽快にキャスト可能で、まるでスピニングリールのような繊細さを実現しています。それでいて、トラブルが少なく、キャスト精度も非常に高いのがSS AIR TWの大きな魅力です。
本体構造には、ダイワが誇る「HYPERDRIVE DESIGN」が採用されています。フレームとギア側サイドプレートには軽量かつ高剛性のマグネシウム、ダイヤル側セットプレートにはアルミを採用し、ボディ全体をコンパクトかつ強靭に設計。前モデルよりもボディ幅が1.4mmスリム化され、手に吸い付くようなパーミング性を発揮します。この握りやすさが、力みのない安定したキャストフォームを生み出し、さらなるキャスト精度向上につながっています。
また、TWS(T-WING SYSTEM)も標準搭載されており、ライン放出時の抵抗を大幅に軽減。高速回転するスプールからラインをスムーズに送り出し、飛距離の向上とバックラッシュの抑制を同時に実現します。特に極細ラインや軽量ルアー使用時には、このTWSの恩恵を強く感じることでしょう。
SS AIR TWは、8.5というエクストラハイギア仕様で、ハンドル1回転あたり74cmの巻き取り長を確保しています。これにより、撃ちの釣りだけでなく、リトリーブを駆使する巻きモノにも対応できる汎用性を持っています。さらに、UTD(アルティメットトーナメントドラグ)が搭載されており、初期の滑らかな効き出しから、締め込んだ際の強い制動力まで安定したドラグ性能を発揮。細糸を使った繊細なやり取りにも安心感を与えてくれます。ドラグ引き出しクリックも搭載され、魚とのファイト時には音で状況を把握できるなど、操作性の面でも細かい気配りがされています。
SS AIR TWは、バスフィッシングはもちろん、ソルトのライトゲームや渓流のトラウトゲームなど、幅広いターゲットに対応できるポテンシャルを備えています。軽量ルアーを自在に操りたいアングラーにとって、まさに新時代のベイトフィネスリールといえる存在です。その圧倒的な精度と快適性を、ぜひ手に取って体感してみてください。
ss air twのインプレ
ダイワのss air twのインプレを紹介します。
初釣りだん。SS AIR TWにも鱗付け完了。しかし渋い、渋すぎる。年末から不調続き。もしかして狩られてしまった? pic.twitter.com/rEZSv3UqOz
— ノックンボトム (@DcdJ9BmwQlzwhEy) January 2, 2025
SS AIR TW購入✌️
WSC-ST63L+に装着💪
さて、いかほどに🤭 pic.twitter.com/smCjPr8DxN— 若頭🎣 (@f_muddy_water) April 17, 2024
10年以上振りのベイトリール。
23 SS AIR TW
カッコ良い✨ pic.twitter.com/1T5QbONc5t— ymg-504 (@ymg_504) June 18, 2024
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