ダイワの20ジリオン10のインプレ

ベイトリール

一瞬の判断と素早い操作が勝負を分けるバスフィッシングの最前線。その極限の世界で、大森貴洋プロが待ち望んだ夢を形にしたのが、ダイワの「20ジリオン10.0 SV TW」です。通称「ジリオン・テン」。ギア比10.0:1という世界最速の巻き取り速度を誇り、まさにタックルの概念を塗り替える一台です。かつてないスピードと精密さを兼ね備えたこのリールの魅力を紹介します。

ダイワ 20ジリオン10.0 SV TWの特徴

ダイワ 20ジリオン10.0 SV TWは、ハンドル1回転で驚異の106cmを巻き取ることができる世界最速のベイトリールです。バスフィッシングの本場アメリカで戦うトッププロ、大森貴洋プロの「速い釣り」へのこだわりが詰め込まれており、限られた時間の中で攻めの手数を増やし、バイトチャンスを最大化することを目的に開発されました。
リールの心臓部には、軽さと強度を兼ね備えたG1ジュラルミンスプールが搭載されています。このスプールは、通常の超々ジュラルミンの約1.3倍、マグネシウムの約2倍もの強度を持ち、軽量かつ高精度な回転を実現します。ブランキング加工を施さず、肉薄化のみで強度を確保することで、より高いレスポンスとスムーズな回転を生み出し、軽量ルアーから重量級ルアーまで幅広いキャストに対応可能です。
さらに、ダイワが誇るTWS(T-WING SYSTEM)を搭載している点も大きな特徴です。キャスト時にラインがスムーズに放出されるため、飛距離が伸びるだけでなく、バックラッシュも抑制。特に高速でのライン放出が求められるフルキャストやスキッピングなどのシーンで、その威力を発揮します。
ブレーキシステムには、SVコンセプトをベースにしたエアブレーキシステムが採用されています。軽量インダクトローターと軽量スプールの組み合わせにより、低弾道のピッチングから遠投まで高精度に対応し、バックラッシュを大幅に低減。ブレーキのオンとオフがはっきりしているため、力まずにスパッと立ち上がるスプール回転を実現し、従来以上の快適なキャスティングを提供します。
ボディには高精度マシンカットのフルメタルハウジング(アルミ合金)を採用し、フレームからサイドプレート、セットプレートに至るまで一体化した堅牢な構造を誇ります。この堅牢さが高剛性を生み、回転性能や巻き上げ時のパワーロスを抑え、どんなハードな状況下でもアングラーの操作をしっかり支えます。
ハンドルには90mmのアルミクランクハンドルを装備し、薄型設計のハイグリップIシェイプライトノブを採用しています。濡れた手でもしっかりと指に吸い付くようなグリップ感で、素早い巻き上げが可能です。最大ドラグ力は4.5kgと、高速リトリーブだけでなく、ビッグフィッシュとのパワー勝負にも十分対応できる設計となっています。
ダイワ 20ジリオン10.0 SV TWは、単なる速さを追い求めたリールではありません。トラブルレス性能、快適な操作性、そして幅広いルアーへの対応力を備えた真のバーサタイルマシンです。釣りの可能性を一歩先へ進めるための“速さ”が、ここにあります。アングラーの思い描く攻めの釣りを、確実に実現してくれる一台といえるでしょう。

20ジリオン10のインプレ

ダイワの20ジリオン10のインプレを紹介します。

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