ダイワのSVライトリミテッドのインプレ

ベイトリール

軽快さと幅広い対応力を兼ね備えたベイトリールを探しているアングラーにとって、ダイワの「SVライトリミテッド」はまさに注目の存在です。伝説のバスプロ、並木敏成が監修を務めたこのリールは、SVコンセプトとAIRコンセプトの融合という全く新しいアプローチで誕生しました。フィネスを極めながらもバーサタイル性能を追求した、その革新の全貌をご紹介します。

ダイワ SVライトリミテッドの特徴

ダイワ SVライトリミテッドは、並木敏成が自身の釣りスタイルをさらに突き詰めるために開発したモデルです。最大の特徴は、G1ジュラルミン製のφ32mmSVスプールを搭載していることです。このスプールは従来のSVスプールに比べ、軽量化と高剛性を両立しながら、4gクラスの軽量ルアーから20lbラインを用いたカバー撃ちまで、幅広い釣りに対応できる設計となっています。まさにSVコンセプトの「トラブルレス性能」と、AIRコンセプトの「軽快さ」を融合させた、次世代のベイトリールです。
スプールは、軽量でありながらも深溝化されており、AIRシリーズよりも約30m多くラインを巻くことが可能です。例えば、フロロ8lbラインを80m巻ける設計となっており、フィネスだけでなく、狭間のウェイトゾーンである3.5g〜5gのジグや、1/4ozクラスのスピナーベイトにも高次元で対応できます。従来のSVリールよりもフィネスに近づきながらも、太糸を用いたカバーゲームにも踏み込める柔軟さが、このモデルの大きな魅力です。
また、ダイワ独自のエアブレーキシステムを搭載している点も特筆すべきポイントです。フルキャスト時にはしっかりとブレーキが効き、低回転域のピッチングではインダクトローターが飛び出さないため、低弾道で正確に撃ち込むことができます。この特性は、ピッチングとキャスティングという異なるスタイルを一台で高レベルに両立させ、バックラッシュを極限まで抑えることを可能にしています。
ボディには高精度マシンカットによるエアメタルハウジング(マグネシウム合金)を採用し、セットプレートにはアルミ素材を用いることで軽量かつ高剛性を実現しています。この構造によって、本体自重はわずか148g(6.3モデル)と非常に軽量ながら、強度も抜群です。巻き取りの際の力の伝達効率が良く、歪みやブレが抑えられているため、常に安定したパフォーマンスを発揮します。
さらに、薄型のハイグリップIシェイプライトノブを搭載しており、指に吸い付くようなグリップ感を提供します。重量はわずか4gとダイワ最軽量であり、長時間の釣りでも疲れにくい設計です。加えて、ドラグシステムにはDAIWAの誇るUTD(アルティメットトーナメントドラグ)が採用され、ドラグの効き始めから滑らかでムラのない調整が可能です。
ダイワ SVライトリミテッドは、ただ軽いだけのフィネスリールではありません。SVの安心感とAIRの快適さを同時に享受できる、まさに新時代のベイトリールです。軽量ルアーを自在に操りたいアングラーはもちろん、1台で様々なシチュエーションを攻略したい方にも強くおすすめできるモデルといえるでしょう。

SVライトリミテッドのインプレ

ダイワのSVライトリミテッドのインプレを紹介します。

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