クリアウォーターでのサイトフィッシングや、微妙なバイトに対応した繊細な釣りにおいて、I字系ルアーは非常に有効な選択肢です。しかし、「見に来るけど喰わない」「存在に気づいてもらえない」といった場面で、もう一歩踏み込んだアプローチが必要なことも少なくありません。そんな状況を打開するために開発されたのが、トラファルガー5フラットです。ナチュラルな存在感と攻めのアクションを両立した、新世代のI字系ルアーがここに誕生しました。
トラファルガー5フラットの特徴
トラファルガー5フラットは、50mmという小粒なボディに4gのウェイトを持つフローティングタイプ。水面直下を自然に漂うI字系アクションを基本としながらも、シェイクやトゥイッチといったアクションを加えることで、キレのあるローリングを生み出す設計となっています。このロールアクションが、光を受けて強烈なフラッシングを発生させ、視覚に頼るバスに対して圧倒的なアピール力を発揮します。
ボディ設計は、バスが好んで捕食する稚ギルをイメージしたサイズとシルエット。特にギルがメインベイトとなっているフィールドでは、そのナチュラルさが非常に高い効果を生み出します。表層で静かに漂わせるだけでなく、必要に応じて動きを加えることでアングラー側から積極的に喰わせにいけるのが、トラファルガー5フラット最大の武器です。
さらに注目すべきは、テール部分に装着された「TMCモルフォファイバー」。これはモルフォ蝶の構造色を応用して開発された特殊繊維で、自然光を受けると淡く上品な輝きを放ちます。ラメやメタル素材のような不自然なギラつきではなく、透明度の高い水域でもバスに違和感を与えず、見切られるリスクを減少させる役割を果たしています。このテールの輝きが、バイト寸前のバスに最後の一押しを与えるのです。
トラファルガー5フラットの使い方
トラファルガー5フラットは、その浮力と設計により、水面から数センチ下を漂うようにアクションさせることができます。基本的な使い方は「ただ巻き」または「ノーアクション」で、水面直下をゆっくりと引いてくること。このI字アクションだけでも、バスに十分なアピールが可能ですが、反応が薄い場合には軽くシェイクやトゥイッチを加えることで、ローリングアクションによるフラッシングを発生させ、リアクションバイトを誘発できます。
特に無風で水面が静まり返った状況や、プレッシャーの高いクリアウォーターでは、その微細な動きと光の変化が有効に作用します。また、バスがルアーを見にきたけれど喰わないときは、少しのロッドワークでルアーに生命感を与え、バイトに持ち込むテクニックが有効です。
推奨タックルは、フェンウィックリンクスのLINKS-CT60SULP+Jや、LINKS-CT60SULP+-2Jといった超ライトクラスのロッド。細いラインと高感度なタックルを組み合わせることで、ルアーの挙動をより繊細にコントロールし、アプローチの精度を高めることができます。
トラファルガー5フラットは、「気づかせて、追わせて、喰わせる」I字系ルアーの進化形として、フィネスな釣りの新たなスタンダードとなるでしょう。特にギルパターンが成立するフィールドでは、確かな手応えを実感できる一本です。
トラファルガー5フラットのインプレ
ティムコのトラファルガー5フラットのインプレを紹介します。
トラファルガー5フラット🔥
夏場の表層ピクピク用に開発。
ややハイアピールに仕上げているので、ギル・カエル・蝉・トンボ等、この時期のベイトに合わせたルアーとなっています。
発売は、先になりますが… pic.twitter.com/zuKrkoSRhi
— ティムコ バスフィッシング (@tiemco_bass) July 16, 2024
【夏を制するトラファルガー】
トラファルガー5フラットにて🔥
扁平ボディにすることで、シルエットが大きくなり夏の虫パターンにも対応💪
ラトル音もプラスし、春先のスローなトラファルガー放置系ルアーとはコンセプトが異なり【ハイアピール系ピクピク】で食わせます‼️
ご期待ください pic.twitter.com/TYuuPv21YO
— ティムコ バスフィッシング (@tiemco_bass) July 14, 2024