シマノ ポイズンアルティマ174MH-Gは、スイムジグ専用設計として開発された異色のベイトロッドです。従来、柔軟性を重視したグラス素材は、繊細な操作や高感度が求められるバスフィッシングには不向きとされてきました。しかし、このモデルはその常識を覆す設計思想とテクノロジーによって誕生しました。グラス特有の柔らかさを活かしつつ、カーボンの剛性と感度を融合させたことで、スイムジグに最適な操作性とバイトキャッチ能力を両立しています。
ポイズンアルティマ174MH-Gの特徴
このロッド最大の革新は、ティップにグラス素材、ベリーからバットにかけて高弾性カーボン素材を採用したグラスコンポジット構造にあります。グラスティップは水中でのルアーの引き抵抗を繊細に伝える性能を持ち、スイムジグのレンジを明確に把握することができます。これにより、バスが浮きやすい中層やストラクチャー周辺を狙う際にも、ラインテンションを絶妙にコントロールしながら、正確なトレースが可能となります。
一方、ベリーからバットにかけては高弾性カーボンを用いることで、キャストの際の反発力を高め、遠投性能を強化。また、バイトに対してしっかりとしたフッキング力を発揮するため、柔軟なティップとのバランスが非常に秀逸です。バスが吸い込むようなバイトをティップが吸収し、その後のフッキングはカーボン部が受け止める。まさに理想的な食わせと掛けを両立する設計といえます。
特に注目すべきは、感度の高さと扱いやすさの融合です。スイムジグで多発する低活性時の「フッ」と軽くなるようなショートバイトも、ティップが敏感に反応し手元にしっかりと伝達。グラス特有のぼやけた感覚ではなく、明瞭な信号としてアングラーに情報を与えてくれます。さらに、アルティメットブランクスデザインによって、ブランク全体の素材配置が最適化され、操作性やバランスにも優れています。
この174MH-Gは、ただのスイムジグロッドではありません。現代のバスフィッシングシーンにおいて重要視される「食わせの間」と「確実な掛け」を高度な次元で実現している一本です。シマノとジャッカルの技術の粋を結集して誕生したアルティマシリーズの中でも、特に異彩を放つこのモデルは、スイムジグの釣りに新たな可能性をもたらすことでしょう。繊細さと力強さ、そして感度と操作性を兼ね備えたこのロッドは、タフな状況でもアングラーに自信と結果を与えてくれます。
ポイズンアルティマ174MH-Gのインプレ
シマノのポイズンアルティマ174MH-Gのインプレを紹介します。
フィッシングショー
俺達。的に是非見て欲しいモノがあるポイズンアルティマ
174MH-Gポイズングロリアス
176XXH-SBダウズスイマー220仮
ダンクル9インチ
どれもドリームが詰まりまくってる pic.twitter.com/vtQ6etxE05
— 秦拓馬 (@hatatakuma) January 21, 2017
改めて実感したポイズンアルティマ174MH-G。こいつはやばい。巻きも最高でテキサスも出来ちゃうそして軽くて強い、逆に欠点どこにあるのか pic.twitter.com/XE514j80bl
— 対馬 大湧 (@taiyo_33_1998) May 9, 2018
コメント