ダイワのスティーズC68MH-SVのインプレ

バスフィッシングにおいて「感度」と「操作性」は、釣果を左右する重要な要素です。ダイワのスティーズC68MH-SVは、名竿と呼ばれた「BADGER 701HFB」の系譜を受け継ぎ、現代のフィールドに求められる機能を融合させて生まれた、ジグ&ワームゲームの新たなスタンダードです。霞ヶ浦で実績を積んだ橋本卓哉の情熱が詰まったこのモデルは、まさにプロの理想を形にした一本です。

スティーズC68MH-SVの特徴

C68MH-SV、通称「BADGER 68」は、ジグ&ワームを中心に設計されたミディアムヘビーパワーのバーサタイルロッドです。シリーズの中でも特に高い感度と操作性を求めて開発され、超高感度素材「SVF COMPILE-Xナノプラス」を採用。レジン(樹脂)を極限まで削減し、カーボン繊維を高密度で配置することで、細身でありながらパワフル、かつ高感度なブランクが誕生しました。この素材がもたらすのは、フォール中の微細な変化から着底の瞬間、さらにはボトムの地形変化に至るまで、まるで視覚で確認するかのような情報伝達性能です。

マルチテーパーデザインを採用したブランクは、操作時にはティップがわずかな凹凸をも感知し、繊細なルアー操作を可能にします。特にピッチングやサイドキャストなどのテクニカルなキャストにも対応できる反発力と収束の速さを持ち合わせており、ロッドがリグをしっかりと保持しつつ自在に操れる設計となっています。

バット部分には3DX構造を搭載し、キャスト時やファイト時のブレを最小限に抑制。さらに、X45フルシールドがネジレを強力に抑え、アキュラシーの高いキャストや確実なフッキングをサポートします。これらのテクノロジーが複合的に機能し、操作・キャスト・フッキング・ファイトのすべてにおいて、アングラーの動きを最大限に引き出します。

リールシートには、21STEEZシリーズの象徴とも言える「AIR BEAM SEAT」を搭載。ブランクをオフセットして貫通させる構造により、ロッドの重心を下げ、より自然なパーミングを実現。トリガーは短く幅広に設計されており、どの指の位置でもフィットするよう工夫されています。この設計により、キャストから巻き、そして次の動作への移行が極めてスムーズになり、アングラーの集中力と快適性を長時間維持します。

全長6フィート8インチという設定は、取り回しの良さと操作性の高さを両立しており、レンタルボートや岸釣りといった多様なスタイルにもマッチ。パワーはMH(ミディアムヘビー)クラスで、ジグ、フットボールジグ、テキサスリグ、スイムジグ、ヘビーキャロライナリグなど、多彩なリグを高次元で操ることができます。

スティーズC68MH-SVは、ただの高感度ロッドではありません。それは、橋本卓哉が実釣現場で培った経験と、ダイワの最先端テクノロジーが融合した、真に実戦的な一本です。繊細さと力強さ、感度と操作性、そのすべてが高次元で調和したこのロッドは、ジグ&ワームゲームの未来基準として、多くのアングラーに新たな釣りの領域を切り開いてくれることでしょう。

スティーズC68MH-SVのインプレ

ダイワのスティーズC68MH-SVのインプレを紹介します。

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