濁りの強い水質や風波による水中の乱れ、さらには密集したカバーの奥深く。そんな視覚的なアピールが弱まりやすい環境においても、しっかりとバスに存在感を届ける強力なクランクベイトがレイドジャパンのレベルクランクゴリラーです。66mmというサイズと5/8oz.というウェイトに詰め込まれた圧倒的なパワーは、タフな状況下でも魚を引き寄せる確かな武器になります。
レベルクランクゴリラーの特徴
レベルクランクゴリラーの最大の特徴は、腹部に配置されたタングステン一極集中ウェイトを支点にした、力強いウォブンロールアクションです。この構造によって、リトリーブ中に生まれる水押しの強さは従来のクランクベイトを凌駕し、濁った水や風波で視界が悪くなった状況でもルアーの存在を明確にアピールできます。また、カバー周りの複雑なストラクチャーの中でも、しっかりと魚に気づかせる能力を持ち、カバークランキングにおいて高い効果を発揮します。
特筆すべきは、優れたスナッグレス性能です。フロントフックハンガー部にウェイトを集中させ、そこを支点にアクションすることで、フロントフックがボディに隠れる構造になっています。これにより、リップとボディが盾のように機能し、障害物への引っ掛かりを大幅に軽減。ストラクチャーをタイトに攻めても高確率でトラブルを回避でき、積極的なボトムコンタクトが可能になります。
また、水平に近い姿勢を保ちながら1.8~2mレンジをしっかりトレースできる潜行力と、ロッドポジションやリトリーブスピード次第で浅いレンジにも対応できる柔軟性を持ち合わせている点も大きな魅力です。これ一つでさまざまな水深に対応でき、幅広いフィールドに順応するポテンシャルを備えています。
レベルクランクゴリラーの使い方
レベルクランクゴリラーは、Mクラスのベイトキャスティングロッドと16lbのフロロカーボンラインの組み合わせで使用するのが基本です。フルキャストしてミディアムからファストのリトリーブを行うと、最大2m付近のボトムまでしっかりと到達し、濃いカバー周りやリップラップなどを力強く攻略できます。ロッドを立てて巻けば1m前後のレンジを、寝かせて巻けばボトムにタッチするレンジを自在に操ることが可能です。
また、ファストムービング系のルアー全般に言えることですが、ローギヤリールを使用することで「巻き過ぎない」自然なアクションを維持できる点にも注目です。ゴリラーの強い水押しとローギヤ特有のマイルドな引き心地の相性は抜群で、違和感なくバスのバイトを誘発します。
もし泳ぎが左右にブレるようであれば、トゥルーチューンによってラインアイを微調整することで、真っ直ぐなトレースが可能になります。調整は慎重に、少しずつ行うことが推奨されています。
状況に応じてアピール力を自在に操れるレベルクランクゴリラーは、視認性が低く魚の警戒心が薄れたタイミングや、濁りの中でアピール力が必要とされる場面で大活躍します。カバーの奥深くから魚を引きずり出すそのパワーは、まさに“ゴリラ”の名にふさわしい存在感を放っています。
レベルクランクゴリラーのインプレ
レイドジャパンのレベルクランクゴリラーのインプレを紹介します。
またの〜☺️#バス釣り#レベルクランクゴリラー pic.twitter.com/vSPb9tjHWe
— こるみろす (@iitabiwo) May 2, 2020
1ヶ月の出張から帰ってきて
さっそくゴリラーでウホッ♂
もうアフターやね#霞ヶ浦#レベルクランクゴリラー#マスタージグ pic.twitter.com/KPdAIHgDNG— こるみろす (@iitabiwo) April 24, 2022