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OSPのブリッツDRのインプレと使い方

3メートルレンジを攻略するための精鋭クランクとして登場したブリッツDRは、既存のミッドレンジ(ブリッツMR)とディープレンジ(ブリッツEX-DR)の隙間を埋める新たなスタンダードです。あらゆるフィールド、シチュエーションで実釣性能を発揮し、クランクベイトに求められるすべての要素を高次元で融合させた、まさにO.S.Pの設計哲学が凝縮された一本です。



ブリッツDRの特徴

ブリッツDRは、全長53ミリ、重さ11グラムというコンパクトなサイズながら、最大3.5メートルというディープクランクに匹敵する潜行能力を誇ります。このレンジは、岸釣りで足元に深さのあるエリアや、ボートからのブレイクライン、岬周り、ロックや立ち木、遠投が求められる広大なウィードエリアなど、実に多くの場面で求められるレンジ帯。まさに汎用性の高い設定と言えます。

最大の特徴は、重心移動を排除した固定重心設計にあります。一般的に、飛距離を稼ぐためには重心移動システムが用いられますが、これによりアクションレスポンスが犠牲になることもあります。ブリッツDRは固定重心ながらも、独自設計によって向かい風でも飛行姿勢が崩れにくく、ロングキャスト性能も確保。さらに内部のレール構造を廃することでボディの余計な肉を削ぎ落とし、その分のウエイトを一箇所に集中させることで、低重心化と高感度化を実現しています。

ボディは強度と軽さを両立したハニカムスーパーHP構造を採用し、わずかな水流でも即座に反応するハイピッチなアクションを発揮します。セミフラットなボディサイドは、ラウンド形状の安定性と、フラットサイドのフラッシング性能を併せ持ち、ナチュラルでありながら視覚的にもアピール力を備えた設計です。

また、リップにはラウンド形状をベースに先端をフラットにしたセミフラットリップを採用。これにより、ウィードやストラクチャーとの接触時でも横倒れしにくく、引っ掛かりを最小限に抑えながらも、スタック回避性能を確保しています。

ブリッツDRの使い方

ブリッツDRの使い方は極めてシンプルながらも奥深いものです。基本的にはただ巻きが基本であり、ロッドティップの角度とリトリーブスピードの調整で、スイムレンジを自在にコントロールできます。3メートル前後のボトムやウィードトップにタイトに当てては外すといった「当てて釣る」スタイルが特に効果的です。

また、バイブレーションの伝達性が高いため、ロッドを通じて水中の変化が手に取るように分かります。例えばボトムの素材が変わった瞬間や、ウィードの高さに微妙な違いがあったときなど、釣果につながる情報を即座に感じ取り、それに応じたアクションの変化を加えることが可能です。

さらに、感度の高さを活かし、ストラクチャーに触れた瞬間にリトリーブを止め、ルアーを少し浮かせてから再び巻くといった「ほぐす」テクニックも有効です。これはスタックを回避しながら、バスに食わせの間を与える絶好のタイミングとなります。

コンパクトながらも潜行力、飛距離、感度、アクション、すべてを高次元で両立したブリッツDRは、季節や水質、ベイト状況に合わせて幅広く使える頼れるクランクベイトです。ボックスに1本は必ず入れておきたい、まさに“レンジの隙間を埋める”戦略的な一本です。

ブリッツDRのインプレ

OSPのブリッツDRのインプレを紹介します。

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