バスフィッシング界に衝撃を与え、今もなお多くのアングラーから信頼され続けるスピナーベイト、それがDゾーンです。開発者・清水盛三のこだわりが詰まったこのモデルは、トーナメントシーンでも実績を積み重ね、20年以上にわたって釣れ続けてきたスピナーベイトの名作。競技用として設計されたDゾーンは、一瞬のチャンスを確実にものにするための性能が徹底的に追求されています。
Dゾーンの特徴
Dゾーンの最大の武器は、圧倒的な波動と安定したアクションバランスにあります。その心臓部ともいえるのが、特殊形状のライトワイヤーアーム。極限まで細く、しなやかに仕上げられたこのワイヤーが、ブレードの回転による振動を余すことなくヘッドへと伝えます。これにより生まれる“釣れる振動”は、デカバスの本能を強烈に刺激し、リアクションバイトを誘発します。
ブレードにはハンマードタイプを採用し、光を複雑に乱反射させながらも滑らかでスムーズな回転を実現。各サイズごとに個別設計されたブレード形状は、単なるサイズの拡大縮小ではなく、回転角度やスピードまでも最適化されています。そのため、サイズを変えても常にバランスの取れた理想的なアクションが得られるのです。
ヘッド部分にはフロントヘビーかつ低重心なデザインを採用。水を受けると前方が軽くシェイクしながら進むため、縦揺れのバイブレーションを発生しつつも、レンジキープ力にも優れています。また、エラ部分に設けられた溝が適度に水を逃がし、アクションの過剰さを抑えることで、ナチュラルな動きを維持します。
さらに、Dゾーンはスピナーベイトにとって致命的な弱点であるブレードの飛びを防ぐため、すべてのスプリットリングにハンダ処理が施されています。ビーズもフロントブレードの前後に固定され、キャスト時の姿勢安定やスイミング時のブレード回転の安定性にも一役買っています。
Dゾーンの使い方
Dゾーンは基本的にただ巻きで最大限の効果を発揮するスピナーベイトです。特に、濁りのある水域や、風の強い日に強烈なバイブレーションで存在感を示し、他のルアーでは反応しないバスにも口を使わせることができます。タフコンディション下ではスローロールでじっくりと探ることで、リアクションではなく食性によるバイトも引き出せる点が大きな魅力です。
ブレードのバリエーションによって使い分けることで、さらに多彩な状況に対応できます。例えば、ダブルウィローリーフは高いフラッシングとタイトな振動でクリア~ステインウォーターに最適。タンデムウィローリーフは、コロラドに近い強波動のインディアナブレードとタイトなウィローリーフのコンビネーションでバランスの取れた万能型。一方、ダブルインディアナは強い波動ながら控えめな回転で、マディウォーターやプレッシャーの高いフィールドでも効果を発揮します。
ロッドは6フィートから7フィート前後のミディアムライト~ミディアムヘビーのベイトロッド、ラインはフロロカーボン8~16lb.またはナイロン10~20lb.が推奨されています。特に3/8ozや1/2ozモデルは使いやすく、様々なフィールドに適応します。
Dゾーンは、その設計思想からもわかる通り、勝負をかける場面で真価を発揮するスピナーベイトです。デカバスに狙いを定めるすべてのアングラーにとって、手放せない一本となることでしょう。スピナーベイトに自信がある人も、これから始めたい人も、Dゾーンを投げて巻いて、その威力を体感してみてください。
Dゾーンのインプレ
エバーグリーンのDゾーンのインプレを紹介します。
昨日は淀川へ❗️
朝イチはサイコロラバーのサイトで51
日上り始めてからは支流でラストエース80fのヘビダンで45
夕方は朝イチのポイント戻ってDゾーンで48!
やっと50upバラさず取れた…
このリズムで目指せバラシゼロ❗️#エバーグリーン #淀川バス釣り pic.twitter.com/tPlXs3BDsA— しらピー (@shirapii702) May 18, 2023
菊本プロに出会ったし、エバーグリーンかと思い、Dゾーンを投げると
キターw
青野ダムでの初バスですww#菊本プロのおかげ#奉納 pic.twitter.com/3yZLYEgQ1M— R BASS (@RBASS3150) May 21, 2025