ジャバロンの進化系として誕生したジャバロンハード150マンバは、ソフトベイトの柔軟性とハードベイトのパワーを融合させた新たなビッグベイトの形です。オリジナルのジャバロンが持つ独特の全身駆動アクションはそのままに、最新技術によってさらなる釣果と操作性を実現。ルアーフィッシングの常識を塗り替えるポテンシャルを持った一本です。
ジャバロンハード150マンバの特徴
ジャバロンハード150マンバの最大の特徴は、ハードベイトでありながら全身で駆動するジャバロンアクションを再現している点です。これはリップによる一点支点のウォブリングではなく、関節すべてが連動して生み出すなめらかな動きによるもので、まるで本物の魚が泳いでいるかのような生命感を演出します。
そしてそのアクションを支えているのが、アゴ下に搭載されたハイドロフォイルスポイラーです。このパーツはF1カーのフロントスポイラーのような働きをし、横方向のスライドを邪魔せずにダウンフォースを発生させ、リトリーブ中のスイミング姿勢を安定させるという優れた機能を持ちます。低速でも高速でも破綻しないアクションを可能にしているのは、この構造によるところが大きいのです。
また、従来のジャバロンに比べてボディは大幅にサイズアップされており、全長は1.2倍、体積は1.8倍に拡大されています。これにより広範囲からバスに気づかせる能力が飛躍的に向上し、さらなるアピール力を得ています。加えて、関節部をタイトジョイント構造にすることで、高速巻きでの安定性が向上し、リアクションバイトを誘発しやすくなっています。
テールには、プラスチック製から弾性に富んだエラストマー製に変更された2種類のテールが標準装備されています。ひとつはオリジナルジャバロンに近いシルエットのジャバロンテール、もうひとつは細長くくねる動きが特徴のスネークテールで、状況に応じて交換が可能です。これにより、リトリーブスピードや水質、バスの活性に合わせて最適なセッティングが選べます。
さらに、フローティングとシンキングの2タイプがラインナップされており、それぞれに異なるアプローチが可能です。フローティングモデルは、大きな着水音によってバスに存在を知らせ、水面放置によるデッドスティッキングでナチュラルな喰わせの間を演出。ハイドロフォイルスポイラーの効果で水面直下をスムーズに引くこともできるため、トップウォーターとサブサーフェスの両面で活躍します。
一方のシンキングモデルは、流れのあるポイントやディープレンジでも安定したアクションを保ちつつ使用可能。バックウォーターやインレットなどの激流エリアでも、全身駆動アクションによって強烈にアピールし、ビッグバスに対して確実に存在をアピールすることができます。
ジャバロンハード150マンバの使い方
ジャバロンハード150マンバを最大限に活かすための基本的なアクションは「高速リトリーブ&ストップ」。とくに岩盤やブレイク、カバー周辺を高速で通してバスにスイッチを入れ、ピンポイントでのストップでリアクションバイトを誘発するのが効果的です。これはジャバロンハード特有の安定したスイミングと急停止時の自然な惰性動作がバスの本能を刺激するためです。
また、水面でのデッドスティッキングも非常に有効です。フローティングモデルならではの浮力とテールの自発的な揺らめきが、プレッシャーの高いフィールドでもナチュラルにバスを誘い出します。ベイトが水面付近に溜まっているときや、サイトフィッシングでのアプローチにも適しています。
さらに、スネークテールを装着することでよりアピール力を高め、広範囲からバスを引き寄せることが可能です。特に流れのあるバックウォーターなどでは、しっかりと水を掴んでバランス良く泳ぐため、ハードボディならではの存在感とジャバロン特有のナチュラルアクションの融合が真価を発揮します。
ジャバロンハード150マンバは、単なる復刻モデルではありません。伝説のアクションをベースに、現代のフィールド環境に合わせて進化を遂げた、まさに“新時代のジャバロン”です。トリプルフックによる高いフッキング性能、全身駆動の生命感、そしてハードベイトならではのパワフルな存在感。この一本があれば、ビッグバスへの扉が大きく開かれることでしょう。
ジャバロンハード150マンバのインプレ
エバーグリーンのジャバロンハード150マンバのインプレを紹介します。